本格的な夏を前に、新型コロナウイルス感染者数は全国で拡大し続けている。鉄道各社は「三密」を避けるため、電車の窓を開けるなど換気を徹底しているが、それによって冷房が効かず車内が蒸し暑くなり、熱中症リスクを心配する人もいるかもしれない。コロナ禍の夏に気になる鉄道の空調能力について、鉄道ジャーナリストの梅原淳さんが解説する。 * * * 今年もまたクーラーの恋しい季節がやって来た。冷房が効いた電車内は夏の火照った身体を冷やすのに最適だ。しかし、今年は換気のため窓を開けて運行するため、夏の電車内は蒸し風呂状態になるのでは、と心配する人も少なくない。だが、結論から言えばその心配は無用。なぜなら、首都圏を中心とした各鉄道会社は、たとえ窓を全開にして運行し続けても、それを上回る大規模な空調設備を備えているからだ。 そもそも都市部の主な電車は、数分走ると駅に着き、1両当たり3~4か所の扉が一斉に開くといっ
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