大人気のドラマ「半沢直樹」(TBS系)は8月16日放送の第5話から、破綻(はたん)寸前の「帝国航空」が舞台となっている。このシリーズのモチーフとなっているのは、日本航空(JAL)が2010年に経営破綻し、その後再生に踏み出すまで。半沢直樹と国側の再建チームとのバトルは一つの見どころではあるが、実際はどんな感じだったのか。 【写真】半沢の妻を演じた上戸彩 ピンヒールで見事な脚線美を披露 JAL再建の音頭を取ったのは、当時、民主党政権の国土交通相だった前原誠司衆院議員だ。ドラマでは、江口のりこ扮する白井亜希子国交相が再建チームを引き連れ、帝国航空の再建に取り組む半沢直樹(堺雅人)の前に立ちはだかる。 性別は違うが、前原氏は実際に、再建チーム「JAL再生タスクフォース」を立ち上げ、資産の査定や再建計画の策定にあたらせた。前原氏は当時をこう振り返る。 「タスクフォースを作ったのは、JALのリアルな