選手能力任せここが限界… 【金子達仁】2010年07月02日 日本は、参加32カ国中で最低の準備しかできなかったチームだった。チームのやり方は、大会直前になって大きく変わった。積み重ねてきたものを捨て、付け焼き刃で本番に突入した。それでいながらのベスト16進出は、日本選手のポテンシャルが、日本人が考えていた以上に高いところにあることを証明したといっていい。選手たちには、心からねぎらいの言葉を贈りたいと思う。 だが、ここが限界だった。 いかにして点を取るかという共通の認識を持てないまま、日本は本大会に臨んでいた。それでいながら4点を挙げることができたのは、大久保と松井、2人の九州男児が素晴らしく好調だったからである。個人で組織に穴をあける2人の存在こそが、アーリークロスという武器を捨てた日本にとっての新たな、そしてほとんど唯一の武器だった。 パラグアイは、そのことをよく理解していた。そして
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