退任したばかりのトランプ氏があまたの刑事、民事訴訟問題に加え、今後数年以内に莫大な債務返済に迫られ、ピンチをいかに切り抜けられるかが注目されている。自慢のホテル・ビジネスもコロナ危機のあおりで軒並み赤字を計上、主要取引銀行から縁切り宣告を受けるなど悩み山積だ。 「借金4億2100万ドル? そんなのピーナツだよ It’s a peanut!」―昨年10月、遊説先のタウンミーティングで、自ら所有する会社の巨額累積負債について追及されたトランプ大統領はこう大見えを切って見せた(ニューヨーク・タイムズ紙2020年10月16日付) 「4億2100万ドル」という数字は、同紙特別調査チームが過去20年近くにわたるトランプ氏の納税記録にアクセスしはじき出したもので、このほか調査報道では①首都ワシントンのトランプ・インタナショナル・ホテル経営で1億6000万ドルの融資を受けた②フロリダ州ドラル・ゴルフリゾー
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