SDGsを達成するには、全国展開する企業や、住民が多く存在する大都市圏だけでなく、すべての地域で積極的に取り組むことが必要です。特に地域におけるSDGsへの取り組みは、その地域の活性化につながるものであることが重要になるでしょう。 武蔵野大学工学部環境システム学科で環境政策を専門とする白井信雄教授が、SDGsを活かしてどのように地域の活性化を図っていくべきかを解説します。 私たちは、大量生産・大量消費・大量廃棄型の社会をつくることにより、経済成長とモノに囲まれた暮らしの豊かさを享受してきました。そして、廃棄物の最終処分場の確保や不法投棄が問題になったことで、1990年代後半からリサイクルを促す法制度が整備され、廃棄物の回収と再資源化が促されてきました。 しかし、リサイクル率が高くなったからといって、大量生産・大量消費・大量廃棄型の構造は変わりません。リサイクルの徹底の次には、2R(リデュー
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