ソフトバンクモバイルは2日、来年中に高速無線通信「LTE」のサービスを開始し、対応するスマートフォン(多機能携帯電話)を発売する方針を明らかにした。 従来の3倍の大容量データ通信が可能なLTEの導入で通信回線の混雑解消を図るとともに、スマートフォンの高速通信対応で先行するNTTドコモなどに対抗する。主力機種の「iPhone(アイフォーン)」の独占販売が崩れた状況を、通信回線の強化で挽回する構えだ。 LTEは、利用する周波数幅により最大毎秒100メガビットの光通信並みの高速通信が可能な通信規格。ドコモは昨年12月から「Xi(クロッシィ)」の名称で同37.5メガビット(一部の屋内同75メガビット)のサービスを始め、対応スマートフォンも月内に発売する。KDDI(au)は今春から同40メガビットの「ワイマックス」対応スマートフォンを発売し、LTEも来年末の開始を目指す。 ソフトバンクはLTEに、ア