2016年の米国大統領選挙をはじめとして、今後の選挙ではインターネットが最も重要な戦場となるだろう。誹謗中傷やプロパガンダなどの悪質行為から、利用者を保護する対策が急務となっている。 by Mike Orcutt2017.07.28 39 8 1 0 2016年の大統領選挙をめぐる情報戦で、フェイスブックが最も重要な戦場であったことはまず間違いない。 フェイスブックのアレックス・スタモスCSO(最高セキュリティ責任者)は、インターネット・ユーザーを悪意のある者から保護するために、サイバーセキュリティの専門家がもっと積極的に行動を起こすべきだと訴える。 現在のセキュリティ業界に決定的に欠けているもの、それは共感力だ。「私たちはあまりにも、自分たちが守ろうとしている人々の身になって考えることができていませんでした」。2017年7月26日、ラスベガスで開催されたコンピューター・セキュリティに関す