ジャーナリストの伊藤詩織氏が性的暴行を受けたと、元TBS記者の山口敬之氏を訴えていた損害賠償訴訟で、東京地裁が伊藤氏の主張を認める判決を出した。 判決は「性犯罪の被害者を取り巻く法的、社会的状況を改善すべく、自らが体験した性的被害を公表する行為は、公共性、公益目的がある」とも認めた。伊藤氏が勇気をふり絞り日本社会に問いかけたからこその判決だったと思う。 そんな中、ネットを見ていて驚いたのは、そもそもこの訴訟自体を知らなかった人が相当いたらしいということだ。でもそうかもしれない。毎日新聞など一部を除けば判決までマスコミはほとんど報じてこなかったのだから。