神戸市は先月17日に判明した新型コロナウイルスの感染者に、これまで国内では確認されていなかった新たな変異ウイルスが見つかったと発表した。 神戸市によると、新たに見つかったのは感染や重症化のリスクが高い従来のイギリス型が「E484Q」と呼ばれる変異をしたウイルス。 先月17日に陽性が判明した50代の男性から検出されたウイルスをゲノム解析した結果、明らかになったという。男性に渡航歴はなく、軽症で現在、療養を終了している。 神戸市の担当者「(新たな変異株は)ワクチンなどの効果を弱める可能性があると知られている。患者の中で変異が起こってE484Q(新たな変異株)を獲得した可能性が高い」 男性の濃厚接触者は全員陰性だった。この変異株は、世界で約150例が確認されているという。