キリスト教カトリック教会が、アメリカ政界でかつてないほど注目されている。トランプ政権の関係者の多くは、自分の考えは信仰によって形作られていると誇らしげに語る。政権はそういう人たちを、大統領の側近や高官として大いに歓迎しているのだ。 新しいローマ教皇が選出されると、「アメリカを再び偉大にしよう」(Make America Great Again、MAGA)と唱える右派が歓喜した。しかしその主なメンバーらは、初のアメリカ人の教皇が「アメリカ第一主義」ではないようだという結論に至り、落胆した。喜びは素早く消沈した。
