GOKOO 曰く、 "テレビゲームの学術書(『テレビゲーム解釈論序説/アッサンブラージュ』 )が現代書館より発売された。ゲームに関する論文を書く者にとっては、これまで刊行されてきたゲーム本は柔らかいものしかなく引用しづらかっただけに、非常に貴 重な一冊である。世間一般からは評価されることのなかったゲームマニアの地位向上、偏見への見直しにもつながると考え、ヘビーなゲーマーの 知人に教えたところ、Amazon.co.jpで は発売直後にもかかわらず、一時売り切れ状態になっていたという(現在では入手可)。「ゲーム=悪」とやたら と捉えたがる学者が多くうんざりしているためか、ゲーム作品への冷静な分析を行っているこの書に注目が集まっているのかもしれない。 約400ページの大著だが内容も濃く、読み応えがある。コンピュータRPGが日本で定着した理由の検証や、ドラクエの日米での内容の違いから見る比較文化論