重度障害者2名が参議院選挙に当選し大きな話題を集めてから8か月余り。今、彼らは何を考え、どこに向かっているのか。れいわ新選組の木村英子参議院議員に、議員と同じ重度脳性麻痺者のライターである私、ダブル手帳(@double_techou)がインタビューした。 この取材のために新幹線に乗ったところ、駅員や車掌の方々の態度が以前とまるで違った。「車椅子席が狭くてすみません」などと言われたのは生まれて初めてだ。間違いなく、木村議員が委員会でその問題を指摘したことによるものだろう。私も木村議員の影響力をひしひしと感じている障害者の1人だ。(前中後編の#3/#1、#2を読む) 裁量は「持っている。というより、裁量ばっかり」 ――れいわ新選組とのやり取りの頻度はどれくらいですか? 木村 必要な時に連絡し合うので、定期的なものはなくて。ある程度裁量を持っている……というより、むしろ裁量ばっかりですね(笑)。