富士山やリニア中央新幹線新駅などを結ぶ広域交通網をゴムタイヤ式の次世代型路面電車(トラム)で構築する、いわゆる「富士トラム構想」を山梨県が2025年度内に具体的に定める。県は25年度予算に構想作成や地元住民との意見交換会といった「富士山観光エコシステム整備推進事業費」として約5700万円を計上。25年4月1日には、構想の作成を担当する山梨・富士山未来課を立ち上げた。この構想は、県が21年2月に

JR東海は2月20日、山梨リニア実験線で走行試験を行っているL0系改良型試験車について、新しい中間車を投入すると発表した。新たに投入される中間車は1両で記号番号は「M10(えむじゅう)」。環境負荷軽減などの開発成果を反映... The post 山梨リニア実験線「サメ肌」新製投入 L0系改良車の中間車、内外装イメージ公表 first appeared on 鉄道ニュース【鉄道プレスネット】.
東海道新幹線の軌道とJR品川駅ビルの直下で、リニア中央新幹線の新駅の建設が進む。建物を延長約460mにわたって仮受けし、巨大な地下構造物を造る。施工では、新幹線の運行などへの影響を避ける様々な工夫を凝らす。 リニア中央新幹線の品川新駅の建設現場では時折、話し声が聞こえなくなるほどのごう音が鳴り響く。約13m真上を走る東海道新幹線の走行音だ。新幹線の軌道を仮受けする仮設の「工事桁」の隙間から、車両が動く姿を目にすることができる(資料1)。 資料1■ 東海道新幹線が走る真下でリニア中央新幹線の駅舎工事が進む。写真は非開削工区のたて坑内。上部に見える黒色の部材が工事桁だ。既設の地中梁の上に架かる(写真:大村 拓也)
作家の小倉健一氏が工事がなかなか始まらないリニア中央新幹線静岡工区の問題点を説明するーー。 「1滴たりとも水を漏らすな」 静岡県の川勝平太知事によるリニア建設着工妨害が続いている。 リニアの開業時期を巡っては、2027年に開業するはずだった品川-名古屋(285.6km)間は、川勝知事による様々な妨害工作に合い、延期となる見通しだ。それにともない大阪までの全線開業(2037年予定)も大きく後ろにズレ込んでしまうのではないかと心配されている。 南アルプストンネル静岡工区は静岡県の北端にある8.9kmの区間だ。川勝知事は大井川流域への影響が懸念されるため「1滴たりとも水を漏らすな」という立場を鮮明にし、そのほか、リニア工事による生態系への影響が不明だから調査せよ、工事でできた土を置く場所が不適切などと、常人には理解し難い屁理屈をもって、リニアの静岡工区の建設開始を認めようとしていない。川勝知事は
1月13日、静岡県の川勝平太知事に対して、辞任を求める署名活動が始まった。 署名サイト「Change.org」で、「静岡県議会の請願を受け入れない川勝平太知事の辞任を求める」として始まり、1月15日18時現在、3200人ぶんが集まっている。 県東部にある函南町に、10万枚のソーラーパネルを敷き詰めるという大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設計画をめぐり、町議全員が賛同した「林地開発許可の取り消しを求める」請願は、2022年12月、県議会でも全会一致で採択された。 【関連記事:静岡・川勝知事、リニア工事に「県の水が流れる」身勝手な主張に非難殺到 過去には「コシヒカリ」暴言も】 しかし、川勝知事は、同年12月27日の会見で「住民の不安や懸念、今回の請願を重く受け止めている」と述べたものの、「現時点では許可の取り消しには至らない」と請願に応じない姿勢を示していた。 知事の辞任を求める署名が始ま
2023年を迎えたが、2022年に引き続き、「リニア静岡問題」解決はお先真っ暗の状態である。2018年夏から、静岡県とJR東海はリニア問題を解決するための議論を続けているが、何ら進展は見られない。 河川法の許可権限を盾に、川勝知事がさまざまな言い掛かりをつけ、リニア議論を妨害するからである。このままではリニア開業を大幅に遅らせた最大の責任者として、川勝知事の“悪名”が歴史にしっかりと刻まれることになるだろう。 前編記事『リニア工事延期を通して露呈した川勝知事と静岡県庁の「機能不全」…記者たちの追及やまず』で、2022年12月の記者会見で川勝知事が記者たちに厳しい追及をされた経緯について詳報した。後編では知事の嘘を追求する県議たちと知事のやりとりについて報じる。 JR東海に「責任転嫁」2022年12月県議会で、桜井勝郎県議(無所属、島田市・大井川町選出)、野崎正蔵県議(自民党、磐田市選出)が
知事と副知事の「食い違い」2023年を迎えたが、2022年に引き続き、「リニア静岡問題」解決はお先真っ暗の状態である。2018年夏から、静岡県とJR東海はリニア問題を解決するための議論を続けているが、何ら進展は見られない。 河川法の許可権限を盾に、川勝知事がさまざまな言い掛かりをつけ、リニア議論を妨害するからである。このままではリニア開業を大幅に遅らせた最大の責任者として、川勝知事の“悪名”が歴史にしっかりと刻まれることになるだろう。 2022年の最後となる12月27日の定例会見で、川勝知事は「『リニアは存亡の危機にある』という認識を持っている」などと報道各社に向かって、従来通りの挑発的な発言を行った。いくつかの地元テレビ局は川勝知事の挑発発言を鵜呑みにして、そのまま報道していた。 ところが、実際の会見では、川勝知事と森貴志副知事の主張の食い違いが問題となり、緊迫したやり取りが続いていたの
リニア新幹線を巡る「攻防」リニア新幹線建設を巡り、JR東海と川勝平太静岡県知事の対立が泥試合の様相を呈している。泥試合を仕掛けているのは、川勝知事だ。静岡県内における建設着工を防ぐために、ありとあらゆる難癖をつけて妨害を続けている。 2020年6月10日、JR東海の金子慎社長は(当初計画していた)2027年の開業について「ギリギリで難しい工程」と述べていた。あれから2年と半年が過ぎたが、静岡県との協議は一歩も前へ進んでいない。下手すると、2030年まで開業を後ろ倒ししなくてはいけない可能性がある。 一民間企業であるJR東海の事業を、権力者が徹底的に妨害する様は、徳川家康が豊臣秀頼・淀君にもつけた難癖に近い。もはやイジメだろう。経営体力のあるJR東海だから大人の対応をしているが、これが他のJRだったら万事休すとなっていてもおかしくない。徳川家康には、「自分の目の黒いうちに豊臣家を滅ぼしておく
静岡県がリニア沿線都府県の「建設促進期成同盟会」に加盟後、8月9日に初めて開かれたオンラインの総会で、川勝平太知事は「2027年品川―名古屋間の開業、2037年大阪までの延伸開業を目指す同盟会の立場を共有する」、「リニア整備の促進を目指してスピード感を持って課題の解決に取り組む」と表明した。沿線知事らは「早期全線開業を目指す態勢が整った」と川勝発言に期待を寄せた。 田代ダム活用は「全量戻しではない」 ところが、前日の8日、川勝知事はリニア南アルプストンネル静岡工区で最大規模の残土置き場が計画される燕沢(つばくろさわ)と東京電力の田代ダム視察で、「スピード感を持った課題解決」にはほど遠い真逆の発言をしている。懸案になっている工事中の県外流出に対して、JR東海が提案した田代ダムの東京電力の取水抑制案について、知事は「全量戻しにならない」と否定、さらに、燕沢が「深層崩壊について検討されていない。
「ニューマチックケーソン工法」で造られた、リニア中央新幹線の坂下非常口が完成しました。巨大な円筒をその重さで沈み込ませて造るという工法で、圧縮空気を活用しているのも大きな特徴です。 「ニューマチックケーソン工法」による最初の非常口完成 JR東海がまず品川~名古屋間で建設を進めている、超電導リニアモーターカーを使った中央新幹線。名古屋市とその近郊を大深度地下で進む第一中京圏トンネル(約34.2km)の坂下非常口(愛知県春日井市)が完成し、2020年12月24日(木)、報道陣に公開されました。 拡大画像 坂下非常口の底。壁面の大きな穴は将来、中央新幹線の本線トンネルになる(2020年12月24日、恵 知仁撮影)。 坂下非常口は、直径36.9m、深さ84.5mもの巨大な円筒形の縦穴。その穴の底(底の厚みがあるため深さ76.4mの地点)から、「シールドマシン」と呼ばれる掘削機で水平方向に、中央新幹
令和9年の開業延期が不可避となっているリニア中央新幹線について、山梨県議会は3日の本会議で「JR東海と静岡県の課題解決に国が前面に立って取り組むこと」と安倍晋三首相らに求める意見書を可決した。 意見書は、リニア開業は山梨県にとって移動時間短縮や防災機能の面で期待され、リニア駅を生かした経済活性化に取り組んでいるとして、予定通りの開業を求めている。
“悪者扱い”の誤解解く発言も JR東海社長と静岡県知事の「リニアトップ面談」にツッコミを入れる【前編】:杉山淳一の「週刊鉄道経済」(1/6 ページ) 2020年6月26日、静岡県庁でJR東海の金子社長と静岡県の川勝知事による面談が行われた。報道はおしなべて結果に否定的だ。「トップ同士の握手で全てが解決する」という期待の裏返しといえる。確かに結果としては、JR東海が求めたトンネル建設準備ヤード(工事準備拠点)工事許可について即答はなかった。 この面談はYouTubeでリアルタイム中継され、現在もアーカイブ配信されている。その内容を把握するために、トップ面談の進行に沿ってツッコミを入れていきたい。今回は前半部分。注目は「静岡工区が悪者にされた」という誤解を解く発言と、金子社長による「リニア開通後の東海道新幹線『ひかり』停車または増便の示唆」だ。 過去の発言について金子社長が謝罪 [0:00:0
東海旅客鉄道(JR東海)は3月25日、山口県下松市の日立製作所笠戸事業所で、超電導リニアL0系の改良型試験車(車両番号:L22-951 以下、改良型L0系)を報道公開しました。 超電導リニア「L0系」改良型試験車(写真:大泉勝彦、以下同) フォトギャラリー 2027年に予定するリニア中央新幹線(品川~名古屋間)の開業に向けて、JR東海は2013年から、山梨リニア実験線で超電導リニア L0系車両による走行試験を行っています。 今回公開した改良型L0系は、従来のL0系をベースに先頭形状や発電設備を最適化するなど、営業仕様の決定に向けてより磨きをかけた試験車です。改良型L0系は先頭車と中間車を1両ずつ製造し、先頭車は日立製作所、中間車は日本車輌製造が担当します。 先頭車デザインの最適化で、空気抵抗を13%低減 発電装置は「誘導集電方式」を全面採用 従来のL0系からの改良点は大きく3つ。 まずはデ
瀬戸内海に面したこの工場には何度も足を踏み入れているが、この日は工場の通用門で体温チェック、マスク着用が必須という異例の状況。全国で新型コロナウイルスが猛威を振るう状況下では仕方ない。しかし、目の前に姿を見せた白い車体の輝きが、「コロナ鬱(うつ)」と呼ばれる不安な気持ちを一瞬忘れさせた。 3月25日、JR東海が開発するリニア中央新幹線「L0(エルゼロ)系」改良試験車の先頭車両が、山口県下松市にある日立製作所の笠戸事業所で報道公開された。SL(蒸気機関車)から新幹線まで製造してきた日立にとっても、この車両の製造は新たな歴史の1ページとなる。 運転室があるかのようなデザイン JR東海は山梨リニア実験線で超電導リニア車両の走行試験を重ねている。L0系は2002~2008年に走行した試験車両「MLX01-901」に続いて2013年に登場、2編成計14両が製造された。「営業線仕様の第1世代」と位置づ
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