1973年(昭和48年)には、大野川右岸に埋め立て地(6から8号地)を造成する第2期計画がスタートした。しかし、石油ショックの影響や、環境問題への関心の高まりを受けた住民の反対などにより、埋め立て工事は進まず、8号地については1977年(昭和52年)に計画の取消を求める訴訟も起きた。この裁判では行政側が勝訴したものの、経済情勢の変化等のため、8号地の造成は中止された。 埋め立て地の造成と同様に企業の進出も進まなかったが、1981年(昭和56年)には7号地で三井造船大分事業所が操業開始。6号地では、1990年(平成2年)には大分エル・エヌ・ジーのLNG基地が完成し、1991年(平成3年)には九州電力新大分発電所が運転開始した。一方で、日産自動車は6号地の土地を取得したものの、業績の低迷等の原因で進出を断念した。 近年では、大分市においてもキヤノンや東芝といった電子・精密機器メーカーの内陸部へ
