Blogのビジネス活用の現場は、ホームページ登場のころと似ているかもしれない。歴史は繰り返されるものだが、今まさに、マスメディアも挙げてのBlogブームが到来している。果たしてBlogは、企業に幸運をもたらす“魔法のツール”なのだろうか? ブームの再来 約10年前に巻き起こったインターネットブームの後、企業はこぞって自社ホームページの立ち上げを急いだ。「ホームページ程度はなくては」という理由から、さしたる考えやコンセプトもなく立ち上げられ、名刺に刷り込まれたURLは一種のステータスでもあった。 当時、インターネットの利用者数が今とは比べものにならないほど少なかったせいもあり、ホームページが企業の営業活動に大きく貢献するという点はあまり着目されておらず、ブームに乗って作られたホームページたちは、その後なんの利益ももたらさずに朽ちていったのである。 時代は変わり、“ホームページ”の時と同じよう