日本貸金業協会が月次定例資料を発表しました。それによると貸付残高は4兆200億円、前年比マイナス24%とのことです。月間の貸付金額も10月が920億円、11月が1016億円とこれも前年比マイナス-36%という状況です。経験上、どんな業種であれ、前年比マイナスで20%を超えたら悲惨な状況というイメージです。30%を超えるとなると、もう完全にお葬式ムードなんじゃないでしょうか。 日本貸金業協会 月次統計資料 「お葬式ムード」はグラフにすると一目瞭然です。 (単位:百万円) 一直線に下降しています。2007年4月には9兆4千億を超えていた貸し出し残高が、半減以下になっています。グレーゾーン金利とみなし弁済に関する決定的な最高裁判決が出たのが2006年1月ですから、2007年と言えば猛烈な「過払い返還請求」はすでに始まっている時期です。その時からもう底なしに落ち続けてる、と。 前年比のグラフはこん