「ザ・プロジェクト〜成功の軌跡」っつー本を読了しました。資金難のため図書館で借りたものなんですけどね。ありがとう東部市民センター図書館。 とはいえどーにも。砂抜きしなかったアサリ汁を飲んだ後のよーな、ビミョーな読後感が残りました、てのが正直な感想。 確かにどの事例にも「こんだけ苦労してカットオーバーにこぎつけました!」てな記事が、お偉いさんの写真と共に誇らしげに並んでおります。が。 読んでても「成功」の空気を感じないんですよね。栄光の陰に隠れた幾多の屍累々が行間から霞んで見える。極端な話すれば、それぞれのプロジェクトで何人が死んで何人が倒れて何人がウツになったのかなぁ、そんなことばかり考えてしまいますと(この手の話は絶対に表に出ないだけに尚更)。 この本の中ではXPの事例も取り上げられてるのですが、残念ながらXPをもってしてもこの不穏な空気は振り払うことはできませんでしたな。ていうかこんな