印刷 佐賀市の佐賀大医学部付属病院が60代の男性患者の体内に止血用ガーゼを置き忘れた問題で、佐賀大病院は17日、男性の容体が悪化したため、ガーゼを取り除く手術をしたと発表した。除去で心臓や肺の機能は改善したが、合併症の危険性があり重篤な状態という。 佐賀大病院は2005年4月に心臓の大動脈の手術をした男性の体内に、ガーゼを置き忘れたことを7日に公表。除去手術が難しいため、抗生剤を投与して経過を見る方針だった。 しかし、男性は9日、ガーゼ置き去りによる感染症で発熱し、肺や心臓の機能が低下。病院側は、男性に「手術死亡率は50%」と説明したうえで14日に手術し、ガーゼを取り除いた。 続きは朝日新聞デジタルでご覧いただけます