朝鮮学校無償化問題で、文部科学省が求めている教科書内容の改定などを拒否する姿勢を示していた在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)が、朝鮮学校校長らを集めた23日の会議で、「条件が付けば、申請を取り下げる」と表明したことが24日、分かった。複数の朝鮮総連関係者が明らかにした。北朝鮮による韓国・延坪(ヨンピョン)島への砲撃で、政府はすでに無償化手続きを停止する方針を固めているが、朝鮮総連側への世論の反発は一層強まりそうだ。 朝鮮学校の無償化をめぐっては、文科省が、支給する就学支援金を生徒の授業料にあてていることを証明する書類の提出を条件に加え、「留意事項」として、教科書などの教育内容に懸念があれば自主的改善を促すとしていた。 朝鮮総連関係者らによると、23日の会議では、朝鮮総連側から「条件を断固拒否し、無償化が通らなければ、徹底抗議する」との北朝鮮本国の指示が報告され、「各校が無償化申請をしても厳し