脳の意識 機械の意識 - 脳神経科学の挑戦 (中公新書) 作者: 渡辺正峰 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2017/11/18 メディア: 新書 この商品を含むブログ (1件) を見る この本を書店でみて意外に思った。 ひところ意識の脳科学の翻訳本が固めて出された時期があったが、最近はひと段落した印象を受けていた。人工知能ブームのなかでも「機械が意識をもつ」という予測を含む「シンギュラリティ論」が一時期注目を浴びたが、今は落ち着いて、むしろ「弱いAI」路線にシフトしつつあるように見える。そうしたなか、本書のようなタイトルの本が出たのは驚きだった。それも日本人の著者による書き下ろし、しかも中公新書でだ。 著者は「意識の脳科学」を研究テーマとする脳神経科学者で、特筆すべきなのが、国内外の様々な分野のパイオニアに師事した経歴だ。あとがきには、師匠の名前として、合原一幸(脳の数理研究
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