日本の法体系の重大な欠陥 国際社会の注意を引くこともなく、勝手にやってきた重大な問題がもう一つあります。 上記の「交戦法規」、つまり国際人道法の違反をすると、これがいわゆる「戦争犯罪」となります。 考えてもみてください。 日本の上空を飛ぶ米軍オスプレイが墜落し多数の日本人が死傷したとしましょう。 これは日米地位協定上の公務内の事故と判断されるだろうから、その裁判権は日本にはありません。裁判権はアメリカにあり、米軍法で審理されます。 でも、もしここでアメリカ側が「あ、ゴメン。軍法無かった」と頭を掻いたら…。 法の空白。 これが、日本が現地政府と締結した兵力地位協定(南スーダン等での国連PKO地位協定、現行の日ジブチ地位協定)で、外地の民に強いている状況なのです。 それも、日本のような「平時」での地位協定ではなく、「戦時」「準戦時」の地位協定の支配する世界です。平時でも、軍事的な過失は引き起こ