タグ

ブックマーク / ji-sedai.jp (2)

  • 第1回:西部邁の死と「工学化」する保守 - 平成30年論 | ジセダイ

    「平成」の最後の一年を記録しておくエッセイを考えていた矢先、西部邁が自死した。去年、ぼくのほうが論壇を遠く離れて久しいが、彼の主宰する雑誌の座談会に突然呼ばれ、久しぶりに少しだけ話した。「こんな身体になってしまった」と手袋をはめた手を差し出す姿は弱々しかったが、それでも座談会では冗舌だった。「近代」というものをどこまでも懐疑する西部と、「近代」を断念するべきではないと考えるぼくの立場は一致するはずもないが、互いの話はおだやかにすれ違った。 それから少しして西部から新著『保守の真髄』が送られてきて、あとがきに自死を考えていたとしか思えないくだりがあったので、あわてて、「自死など考えずにだらだらと書き続けるべきだ」という一文を含む書評を書いた。掲載は先だというので、ひどくのんびり出て来たゲラを昔の教え子に運営してもらっている事務所のツイッターに載せておいたのが1月11日だ。世間の人のそれより2

    第1回:西部邁の死と「工学化」する保守 - 平成30年論 | ジセダイ
  • 金正男VX暗殺から紐解く科学の二面性 - ジセダイ総研 | ジセダイ

    金正男氏がマレーシアの空港で暗殺されてから、早くも一ヶ月が経とうとしている。その間、正男氏の検死で目の粘膜や顔の皮膚から、高い毒性を持つ神経剤VXが検出されたことで、俄に騒がしくなっている。インドネシア国籍とベトナム国籍の女2名が、空港で正男氏にクリーム状の物質を塗りつけ、これにVXが含まれていたとみられている。 猛毒の化学兵器であるVXを個人の殺害に用いた事は衝撃を持って伝えられたが、前代未聞という事態ではない。30代以上の世代には鮮明に記憶に残っていると思うが、日ではVX を含む強力な化学兵器を個人の殺害やテロに用いた「オウム真理教(現・アレフ)」の例があるからだ。 そのオウムがVX製造に至った経緯に、全く異なる2つの組織に、一方は事件解決のため、 もう一方は新たな事件を引き起こすためという、正反対の読み方をされたひとつの解説記事がある。稿

    金正男VX暗殺から紐解く科学の二面性 - ジセダイ総研 | ジセダイ
  • 1