現役最多となる通算勝利数213中の133勝を30歳以降に挙げ、現在47歳になる山本昌。そして403本の通算ホームランのうちの291本を30歳以降に打っている、現在44歳の山崎武司。中日ドラゴンズで「現役最年長」を更新し続けるふたりが、「今なお進化し続ける理由」を語っている書籍が『進化』(山本昌、山崎武司著、あさ出版)。 「野球選手は別の世界の住人」と思われても仕方ないかもしれませんが、読み進めてみれば、ビジネスで応用できそうな考え方が多いことに気づくはずです。いくつかを引き出してみましょう。以下、いくつかのテーマについて、両選手の考え方をそれぞれ紹介します。 頑張っても結果が出ないときは いい時もあれば、悪いときもあるのだ。 しかし、悪い時間を好転させるためには、当然のようにいいピッチングをしていなければならない。ただ打たれ続けているのでは、状況がよくなるはずもない。 (山本昌 33ページ