ヒトはコトバで世界を分類し、その分類に支配されている、 ってなことが書いてある本が、僕は だーーーーーぃ嫌いだ。 割と多いのは、エスキモー (注: 「イヌイット」はエスキモーに 属する集団の一つを指します。) の言語に“雪”を意味する 単語が沢山あるってやつで、これがいかに下らないかは Pullum師のエッセイ を参照。 こういうこと言う奴は、類語辞典や分類語彙集を見たことないに違いない。 「雪」のある状態を意味する語彙を探せば日本語だって 102 のオーダーで、ある。 ただ、「粉雪」のように複合語だったり、派生語だったりするのだ。 エスキモーの言語だって同じ。 元ネタの Boas 師が言っているのは、基本語彙の意味の役割分担が 英語と違うということに過ぎない。 こうすると、今度はその基礎語彙がヒトの認知に影響とか言い出すやつがいる。 けどさ、英語で water と言ってる意味は日本語で「