1970年前後に医学生を前にした「わたくしのナルシスト時代の」お話しの原稿メモを発見したのでここに掲載します。 川村光毅 我々が物事を知るプロセスはどの様な発展過程をたどるのであろうか? 子供に道徳とは何かを尋ねると「おじぎをすること」と答える。小学上級生に同じ質問をしてみると「目上の人を敬うこと、人に親切にすること」などと云う。高校生・大学生あたりに聞いてみると「人のなすべき道のことで、その規準は時代により、民族により、階級により異なる」などと答えるであろう。文学部の教授あたりになるともっと総括的で抽象的な普遍的解答を出してくれるだろう。 また水とは何ですか?と聞いてみると、「のむもの」としか幼児は答えられないが、次ぎに「水は水蒸気にもなり冷たい氷にもなる」と答えるようになる。更に生活や授業で得た体験や知識をもとにして、水という物質は酸素と水素が結合した化合物であることを認識できるように
この高さでは背尾側から腹吻側へ斜めに走っている中心溝の切れ目がみえる。この中心溝は比較的遠く離れた吻側で切断されるため、その背側にある前頭葉はその腹側にある頭頂葉よりも、この断面では著しく広い部分を占めることになる。中心溝の上にある回は中心前回であって、その下にある回は中心後回である。側頭葉の深部には扁桃体(扁桃核複合)、が現れる。扁桃体は側頭葉の内側面で表面にまで達しているため、これは一部は皮質として、また一部は核とみなされることもあるが、両構造の移行型とみるのがより適切であろう。まわりの扁桃周囲野のみならず、扁桃体の皮質内側核群も第1次嗅覚中枢に属しているから、その核としての性格をもつにかかわらず、扁桃体を古皮質に算入するのである。扁桃体の上には広い底をなして前障が終わっている。両半球の間には今や視床、淡蒼球および視床下部からなる間脳がみえてくる。これら間脳の諸核の外側には、被殻と尾状
→上前頭回は上前頭溝の上にある。上前頭回および中前頭回の後部には運動性皮質中枢の続き(運動前野)があるが、これらの回の前部および下前頭回は連合中枢(前頭連合野)と考えられれる。
Facies medialis et inferior hemispherii, 大脳半球の内側面と下面, Medial and inferior surface of cerebral hemisphere 1. Facies medialis et inferior hemispherii(大脳半球の内側面と下面)Medial and inferior surface of cerebral hemisphere →大脳半球の内側面と下面では、大脳葉の境界は明瞭ではないが、重要な構造が多数ある。大脳半球内側面では、脳の最大の交連線維である脳梁が特徴的である。 2. Sulcus corporis callosi(脳梁溝)Sulcus of corpus callosum →脳梁と帯状回の間にある脳梁に沿って走るから前頭葉からはじまり、頭頂葉にわたっている。 3. Gyrus
アルコール痴呆 英alcoholic dementia, 独alkoholische Demenz 慢性アルコール中毒者の痴呆。これに身体症状(瞳孔、言語)も加わって進行麻痺様に見えれば、アルコール偽進行麻痺alkoholische Pseudoparalyseという。 アルコール中毒 英alcoholic intoxication, 独Alkoholintoxikation, 仏intoxication alcoolique 急性・慢性の中毒があり、急性には単純酩酊acute alcoholic intoxication, einfacher Rausch, ivresse, ebriete, すなわち普通の酔いdrunkenness, Betrunkenheitと病的酩酊pathological intoxication, pathologischer Rausch, ivr
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