Dockerは、ハイパーバイザー側の仮想化ソフトに比べて、飛躍的にサーバー集約を実現できる特徴がありますが、それだけではありません。Dockerの醍醐味は、OSとアプリケーションをパッケージ化する手順を自動化できるという点にあります。では、OSとアプリケーションのパッケージ化を自動化するとは、一体どういうことなのでしょうか?そこには、今までのコンテナ型のソフトウェアにはない斬新な考えがあります。それが、Dockerfileです。今回と次回は、Dockerfileを使ったOSとアプリケーションのパッケージ化の具体的な自動化手順について解説します。 Dockerfileを使ったイメージの作成 Dockerイメージの作成や、イメージからコンテナを起動する一連の手順は、dockerコマンドでコマンドラインから入力することで可能ですが、コンテナとなるベースイメージの入手やコンテナへのアプリケーション