赤羽一嘉国土交通大臣は12月13日に開かれた定例会見で、九州新幹線西九州ルート新鳥栖~武雄温泉間の整備に難色を示している佐賀県と国との協議開始について、期待感を示した。 同区間については、与党の「整備新幹線プロジェクトチーム 九州新幹線(西九州ルート)検討委員会」(与党PT)がフル規格での整備を国土交通省に求めており、赤羽大臣は「重く受け止める」としているが、一方で、「フル規格ありき」の流れに反対する佐賀県の意向も聞き入れる姿勢を示しており、矛盾する双方をどう調整していくかが注目されている。 新鳥栖~武雄温泉間の整備については、赤羽大臣が就任後の10月28日に佐賀県の山口祥義知事と最初の会談を行なったが、その時点では大臣自身も「事情がよくわかっていない」として、山口知事から率直な意見を聞くに留まった。 続く2回目の会談は12月11日に行なわれたが、内容については「佐賀県の意向はよくわかった