今月12日、防衛省はUAE(アラブ首長国連邦)のドバイでの中東有数の航空ショーで、自衛隊の新型輸送機「C2」(川崎重工製)を展示、各国の防衛関係者に売り込みをかけた。防衛省によると、UAEがC2導入に意欲を示しているというが、UAEはサウジアラビアが主導し、イエメン内戦に介入する連合軍の一角。国内の市民団体からは、「イエメン内戦を助長することになる」とC2輸送機の中東への売り込みに厳しい声があがった。 ◯C2輸送機売り込みは戦争犯罪に加担 「C2輸送機をUAEに売り込むことは、戦争犯罪への加担そのもの」―武器輸出反対ネットワーク代表の杉原浩司さんは、昨日15日、都内で催された勉強会で厳しく防衛省を批判した。 「UAEの国防担当者は、サウジ主導の連合軍で運用する場合、C2輸送機は軍の装備品を輸送することになると明言しています。内戦下のイエメンに対し、サウジ主導の連合軍は、無差別な爆撃を行い、