パートで働く主婦・主夫の中には、配偶者の会社の社会保険や税金の扶養控除を受けられる扶養範囲内で働きたいと考える人も多いと思います。どちらも年収が一定の額を超えると扶養から外れてしまいます。特に、2024年10月から「社会保険の106万円の壁」の対象が拡大し対象になる人が増えました。ここでは、年収いくらまでに抑えると扶養内でいられるかを詳しく解説します。 扶養内・扶養範囲内とは パートで働く主婦・主夫に関係する扶養には、会社員などで働く配偶者の健康保険や年金などの「社会保険上の扶養」と、配偶者控除・配偶者特別控除の「税制上の扶養」の2つがあります。パートで扶養内に収めるには、それぞれパート年収の上限基準が設けられています。その年収上限のことを、通称〇〇万円の壁と呼んでいます。 社会保険の扶養とは 社会保険の扶養とは、パート主婦・主夫の場合は、配偶者の会社の社会保険の扶養に入ることを指します。