直近四半期の総売上1433.13億ドル、営業利益率10.7%、AWSの総売上比17.47%…アマゾンドットコムの売上推移など(最新) 文房具や書籍、各種玩具、さらには飲料食料品や大型動物の実物大模型に至るまで、多彩な商品を取り扱い、条件が合えば注文翌日どころか当日に商品を入手できる通販サービス「アマゾン」。その浸透ぶりに「konozama」をはじめ多種多様な造語もごく普通に使われるようになったが、今や多くの人にとって欠かせないインフラの立ち位置にある事実は、誰一人として否定はできない。今回はそのアマゾンに関して、日本国内だけではなく世界全体の同社における財務状態の推移を眺めることにした。 累乗的に伸びる売上、営業利益は2002年からようやく黒字に アメリカ合衆国では電子開示システムEDGAR(Electric Data Gathering、Analysis and Retrieval)で、
文京・白山の書店「plateau books(プラトーブックス)」(文京区白山5)がオープンして1カ月がたった。 白山「プラトーブックス」1階の入り口。シンプルな看板があるだけで一見して書店があるようには見えない 都営地下鉄・白山駅にほど近い京華通りに面したビルの2階にある同店。オーナーの中里聡さんは1級建築士でもあり、フロアの奥には中里さんが営む建築設計事務所が併設する。 中里さんは「元々は東日本橋で設計事務所をやっていたが、閉じた空間にこもるのではなく、開かれた空間で仕事ができる場所を探してここにたどり着いた」と話す。「以前は精肉屋だったと聞いている」というスペースは、コンクリートにモルタルの壁に「古道具屋から買ってきた」という棚が取り付けられ、年季の入った木製テーブルが置かれている。「こういう場所に新しい家具は合わないから」と中里さん。 選書を建築専門の編集者に依頼し、人文、暮らし、
10周年を迎えるジュンク堂書店那覇店の店長森本浩平さん=23日、那覇市牧志 沖縄県那覇市のジュンク堂書店那覇店(森本浩平店長)と同書店が入る商業施設D―naha(ディー・ナハ)が24日、2009年の開店から10年を迎えた。蔵書数103万冊、売り場面積6600平方メートルはともに県内最大。出版業界で「本が売れない」と言われていた沖縄で、イベントなどを通して沖縄本人気を盛り上げ、専門書の需要も掘り起こした同書店。学習参考書や児童書も豊富で、家族連れにも親しまれてきた。同店は5月の大型連休にかけて記念イベントを催す。 森本店長とD―nahaを管理運営する糸嶺商会の糸嶺篤秀社長が23日、県庁で記者会見し、10周年記念イベントなどへの来場を呼び掛けた。森本店長は「多くの人に支えられて10年を迎えた。サイン会などのイベントを積極的に催し、発信したことで受け入れられたのではないか」と話す。県産本や沖縄関
2019年4月25日、宮城県の南三陸町生涯学習センターが開館しました。 公民館と図書館の機能を併せ持つ施設で、開館を記念し、志津川湾がラムサール条約湿地に登録された貴重な資料や写真の展示を行う「ラムサール展」等が行われています。 同町観光協会のブログや報道によると、同施設は、南三陸杉を使った建物で、蔵書は約3万5,000冊とのことです。 南三陸町図書館は、東日本大震災による津波によって図書館の建物が消失する被害を受けました。 『南三陸町図書館だより』90号(2019年4月)[PDF:3ページ] https://www.town.minamisanriku.miyagi.jp/index.cfm/7,5975,c,html/5975/20190403-115851.pdf 生涯学習センター開館記念特別企画(南三陸町) https://www.town.minamisanriku.miyagi
吹田市は、竣工から50年近く経過する市立中央図書館の耐震補強と大規模改修を行う。建築、電気設備、機械設備の3件に分け、工事の一般競争入札を5~6月に公告する見込みだ。 規模は鉄筋コンクリート造4階建て延べ3392平方㍍。
解説:図書館×カフェ。その役割をさらに掘り下げるべきでは? 「歴史的に見れば、カフェは公共性を体現してきた場でもあり、同じく公共性を旨とする図書館とは本来的には相性がいい。だからこそ、昨今の図書館×カフェのブームも持続しているところがあるだろう」――。こう分析するのは、各地で公共図書館のコンサルティングを手掛け、図書館専門誌「ライブラリー・リソース・ガイド」を発行するアカデミック・リソース・ガイド代表の岡本真氏だ。ただし、安易にカフェを導入しても長続きしないと釘を刺す。 「このような歴史性の文脈もなく、ただ『おしゃれ』『都会的』という印象だけでカフェを誘致する動向には懐疑的だ。そのときの流行を追うだけでは持続性に課題が現れるのは目に見えているからだ。また、排除の論理になるわけではないが、安易に全国チェーン的な店舗の誘致に傾きがちな点も気になる。現在、日本各地に全国的にも著名な地域性あるカフ
絵本には、大人になった今だからこそ楽しめる世界があります。また一冊の絵本との出合いが、ときに一生の宝物になることも。独自の切り口で絵本を揃える人気書店で、店主のお薦め本とセレクトのこだわりを取材しました。 <東京・中目黒>童心に返る、古書との触れ合いを演出。 美術書や写真集を含め約3000冊をストックし、うち三分の一が絵本と児童書。やわらかな光と、木の温もりや紙の香りが長居を誘います。2階にギャラリーも構えています。 中目黒駅前の商店街が住宅地の風景へと変わる道すがら、ふと寄り道したくなる古書店があります。名前は「デッサン」。店主の大和田悠樹さんは「古い絵本の佇まいが好き」と語ります。「忘れてしまったなにかを思い出させてくれるのが絵本のいいところ。絵をデッサンから始めるように、大人になってなにかを体験し直すきっかけとして“大人の絵本屋”をやりたかったんです」。散歩途中の親子連れや、美術書を
GW進行でいつもより一週間早く下版を終えた編集部には、連休を前にして怠惰な空気が流れていた。年末にできなかった大掃除をしていた進行の松村があまりの暇さに「うちの雑誌は平成の30冊とか発表しなくていいんですか?」と編集長の浜本に問いかける。しかし終始、昼飯に何を食べるかしか考えていない浜本は、「うーん、やっぱりGWの前にめんめんかめぞうを食べ納めしないとな」とまったく聞いてない様子であった。しかしそのとき、事務の浜田が、突然大きな声を上げる。 「あーーーーーー! 本の雑誌の年間ベストテンって平成とともに始まってるぅ!!!!!!!」 一同あわてて、町田市民文学館ことばらんどで開催した「本の雑誌厄よけ展」記念で編んだ『ベスト10本の雑誌』を手にすると、確かに平成元年、1989年の年間ベストテンの発表から本の雑誌ベストテンはスタートしているのだ。これまで西暦でしか表記してこなかったから気づかなかっ
使う、集める、残す……。規模の大小にかかわらず、経営者には心得ておくべき「お金の基本」がある。それを教えてくれるのが、140億円の負債を抱えながら奇跡の復活を果たした経営コンサルタントで、著書『社長のお金の基本』もある三條慶八氏だ。長引く出版不況。そんな中、ユニークなアイデアひとつで業績を伸ばしている地方書店がある。零細企業、個人商店が生き残るためのヒントを、三條氏が語った。 零細企業が生き残るには 「棺桶型社会」。強烈なインパクトを感じる言葉です。 この言葉は、少子高齢化がすさまじい勢いで進行している日本社会の人口構成を意味するもの。かつては若い人口が多く、高齢になるにつれて人口が減っていくピラミッド型だったのに、現在では、高齢者層が厚く大きく、若くなるにつれて人口が減少しています。 その様子をグラフにすると、欧米で使われる逆長三角形の棺の形になる。それが「棺桶型社会」と呼ばれる日本の実
京都国連寄託図書館の開架書架。蔵書のほとんどは英語表記だが、1946年の第1回国連総会の会議記録は、英語と仏語で併記されている=京都市右京区で、南陽子撮影 国連のさまざまな機関の会議録や公式文書、刊行物など6万冊を所蔵する「京都国連寄託図書館」が、京都市右京区の京都外国語大に開設された。館内閲覧・複写可で誰でも利用できる。国連発足当初の文書もあり、国連の歴史や議論過程、世界の諸問題などさまざまな関心に応えるため、3人の職員がレファレンス(資料調査などの支援)に応じる。【南陽子】 昨年まで30年間、立命館大に開設されていたが、契約期間満了を機に京都外大が引き受け、昨夏から同大学の負担で大学図書館分館「アジア関係図書館」の一画に移転作業を進めていた。職員はアジア関係図書館員が兼務する。
熊本県の菊池市中央図書館とコメダ珈琲店熊本菊池店が連携し、同館の司書が選んだ図書100冊からなる「菊池コメダ文庫」の店内への設置を2019年2月から実施しています。 4月14日からは、同館館長が選んだ100冊が置かれています。 地元紙の報道によると、同館の団体貸出制度を活用したもので、毎月15日に設置される図書は入れ替えるとのことです。 @KiCROSS.LL(Facebook,2019/2/16) https://www.facebook.com/KiCROSS.LL/posts/1849515711843976 @komedakikuchi(Facebook,2019/4/14) https://www.facebook.com/komedakikuchi/posts/2875089319197866 コーヒー片手に読書いかが 熊本県菊池市の喫茶店、図書館とコラボ(熊本日日新聞,201
【志摩】志摩市は、市立図書館の大規模改修工事を建築工事と機械設備、電気設備に分けて、5月ごろに一般競争入札で公告する。 工事内容は、外壁の改修や屋根の防水、照明のLED化とトイレ内の配管の補修を行う。
リブロプラスが今年1月1日から導入を開始した、スマートフォンを使ったQR・バーコード決済サービス「PayPay(ペイペイ)」の利用実績で、第2弾100億円キャンペーンが始まった2月12日から利用額が4倍以上に跳ね上がっていることが分かった。 特に店舗の売上高に対してペイペイの利用額の割合の高いリブロ東銀座店の1~3月の全体売上高前年比は全ての月で100%を超えた。既存店合計の売上高前年比と比べても大幅に上回った。 同社の永堀太朗常務は「ペイペイを利用できる書店はまだ少ない。第2弾キャンペーンを通じて、ペイペイから送客してもらっているのが現状だろう。先行導入によるメリットを享受している結果ではないか」と分析している。 全86店のうち32店で実施 利用額が1日70万円を超えるケースも リブロプラスでは今年1月1日から全86店のうち、32店でペイペイによる決済を開始。その後に利用店を増やし、2月
小さな書店の店主らが、お客さんのために本を選んで送る「選書サービス」が静かな人気だ。本が売れず、書店の数が減り続けている時代だが、利用者は何を求めているのか。 北海道砂川市の「いわた書店」は全国から選書の依頼が殺到する、この世界では有名なお店。2006年に始めた「1万円選書」がテレビやSNSで取り上げられ、今では毎月150人限定のサービスに年7千人以上が申し込み、抽選待ちしているほどだ。 年齢や家族構成、過去の読書歴や今、一番したいことなどを記した「カルテ」を顧客に送ってもらうのが最初のステップ。約1万冊の本を読んできた岩田徹社長(67)が、カルテを基にお薦めの本を選び、手紙を添えて送る。 中高年世代から「定年後に何をしたらいいか」といった悩みが寄せられるなど、「皆、言いようのない不安の中で生きている」というのが実感。選書サービスは「一人ひとりへのカウンセリング。本を通して、色々な可能性が
豊島区は、池袋図書館の大規模改修の建築工事を条件付一般競争入札で11月に発注する。区議会の承認後、2020年4月から着工する。設備工事は「電気」を20年1月、「給排水衛生・冷暖房換気・ガス設備」を19年11月にそれぞれ発注する。
まもなく10連休。列車の旅を計画するのに使われてきたのが、「時刻表」だ。インターネットで経路や乗り継ぎが簡単に調べられる時代でも、色あせない魅力とは何か。数字の並びから生まれたドラマ、歴史を振り返る。 毎月、新しい号が書店に並ぶ「時刻表」。発売されると、その晩は何時間も読みふけったのが、鉄道を題材にした数々の作品を残した作家の宮脇俊三さんである。出版社勤務時代に国鉄全線を完全乗車した宮脇さん。会社をやめた1978年、北海道の広尾から鹿児島県の枕崎に向かった。 とはいえ、普通の行程ではない。最短なら2764・2キロだが、あちこち回りながら同じ路線を二度通らず南下する「最長片道切符」の旅だ。1万3319・4キロ。地球の直径に近い。 時刻表を読み込んだからこそ…
著作権「過保護」が科学の発展を妨げる 科学誌の寡占化で購読料が高騰し、いまや必要な論文も自由に読めない 山内正敏 地球太陽系科学者、スウェーデン国立スペース物理研究所研究員 著作権法改正が、文化庁のずさんな意見集約や原案づくりの手法が明らかになって頓挫した。改正案は、インターネット上の全てのコンテンツについて、「著作権を侵害していると知りながらダウンロードすることを全面的に違法とする」というものだった。知っているか知らないかという主観的要件での線引きは、権力による恣意的な逮捕を可能にするという点からも大問題である。ダウンロードには、画面のスクリーンショットも含まれるのだから、反対が大きくなって法案提出が見送られたのも当然だろう。しかし、何らかの改正案は秋か来年にも提出されるだろうから、注視していかなければならない。それは筆者もだ。著作権は基礎科学の発展を妨害するからだ。 著者が高額の出版費
万葉集を出典とする新元号「令和(れいわ)」の考案者として浮上している国際日本文化研究センター名誉教授の中西進氏が、政府による1日の新元号発表後、自身の著書を出す筑摩書房(東京)に対し、万葉集は「令(うるわ)しく平和に生きる日本人の原点です」とのコメントを送っていた。同社は増刷にあわせて中西氏のコメント入りの帯を使い、18日をめどに書店に出荷する予定。 筑摩書房によると、新元号発表後、書店などからの問い合わせを受け、中西氏の『万葉の秀歌』(ちくま学芸文庫、平成24年刊)の重版を決定。増刷は1万部。2日、中西氏に重版決定の連絡を入れたところ、中西氏からファクスで「『万葉集』は令(うるわ)しく平和に生きる日本人の原点です」とのコメントが送られてきたという。 「令和」は万葉集の梅の花の歌三十二首の序文にある『初春の令月(れいげつ)にして 気淑(きよ)く風和(やわら)ぎ 梅は鏡前(きょうぜん)の粉(
有田川町はどのように20年で「絵本のまち」に変化したのか。立役者の杉本和子さんが教えてくれた、“最後の授業のつづき”のようなまちづくりの話 2019.04.08 supported by greenz people supported by greenz people 前田 有佳利 前田 有佳利 あなたの記憶には、どんな絵本のページがありますか? 2匹のねずみがフライパンでふかふかのカステラをつくったり、紅一点ならぬ黒一点の魚が仲間たちと力を合わせて大きな敵に立ち向かったり。少しの文字と見開きいっぱいのイラストで語りかけてくる絵本は、想像力をかきたて、感性を育んでくれます。 そんな絵本をつくる作家や出版社の方々が、登竜門あるいは聖地として、こぞって訪れるまちがあることをご存知でしょうか。みかんの産地として有名な、和歌山県有田郡の有田川町です。 まちの至るところに、児童書に特化した図書館や絵
日本出版販売株式会社(代表取締役:平林 彰、略称:日販)は、2018年4月~2019年3月に図書館選書センターに来場した約1,300館の図書館関係者が選書した図書と、その出版社のランキングを発表しました。 図書館選書センターは、年間を通じてご利用いただける小中学校図書館向けの選書施設です。常時3万冊規模の展示図書を、実際に手に取ってご覧いただくことができ、コンシェルジュによる選書サポートも受けることができます。定番の図書を揃えたコーナーのほか、常に最新の図書を展示する新刊コーナーも充実しております。また、館内で選んだ図書をその場で発注することも、リスト化してお持ち帰りいただくことも可能です。 貴館の選書に、ぜひ図書館選書センターと、本ランキングをご活用ください。 ◆学校図書館関係者が選んだ人気図書No.1 ◆各部門のランキング ①セット部門(小・中学校) セット部門では、『政治のしくみを知
訂正後の名称に「陛下」「殿下」などが入っているのは「日本目録規則 2018 年版 #6.1.5.7 天皇・皇族の名称」に準拠したためです。 ぱっと見でも関連書籍が多そうとみて頂けるかと思いますが、その通りです。こちらの方々が責任表示、個人件名として含まれているMARCは図書だけでも400件を超えます。しかも、今まさに急増中です。 お問い合わせを頂く機会が多いので、データ部ログでも簡単にQ&Aを載せてみます。 Q.統一形を訂正するとどうなるの? A.現在の皇后陛下美智子さまを例にすると、美智子さまについて書かれた本の4月までのMARCの個人件名は「皇后」。5月以降、美智子さまについて書かれた本は「上皇后陛下」という新しい名称が個人件名になります。5月以降のMARCでは最新の名称で検索することが可能になります。 Q.図書館でも何か対応が必要ですか? A.4月以前にご提供したMARCの個人件名は
企画展「ベストセラーで振り返る平成の30年(小説以外)」が4月2日から、大阪府立中央図書館(東大阪市荒本北1、TEL 06-6745-0170)1階で行われている。 平成11年~20年のベストセラー 3月には、芥川賞・直木賞受賞作品と出版年鑑に掲載する各年のベストセラー小説30年分を集めて展示した同館。同企画は注目を集め、昨年度の企画の中で最も貸出冊数が多かったという。今回は、エッセーやビジネス・経済書、歴史書、児童向けなど、小説以外の作品285冊を集めた。 展示コーナーでは10年ごとにまとめて展示しており、平成元年~10年の棚には、郷ひろみさんの「ダディ」や乙武洋匡さんの「五体不満足」、アーサー・ブロックさんの「マーフィーの法則」、春山茂雄さんの「脳内革命」などが並ぶ。 平成11年~20年では、藤原正彦さんの「国家の品格」、養老孟司さんの「バカの壁」、アラン・ピーズさんの「話を聞かない男
県立長野図書館(長野市若里)は6日、ものづくりの場などを備えたエリア「信州・学び創造ラボ」をオープンさせた。オープニングセレモニーには県内各地の図書館職員、高校生や大学生など約120人が参加。阿部守一知事は「ここはみなさんと作っていく場所。多くの人の学びと創造の起点になるよう協力していただきたい」とあいさつした。 これまで会議室などがあった図書館3階を、壁を取り除くなど改装して設けた。広さは約900平方メートル。子ども用と大人用の入り口がある「ものづくりラボ」には3Dプリンターやレーザーカッターを備えつけてあり、使い方を教えるワークショップを今後開く。六角形の部屋の「信州情報探索ゾーン」では、前身の信濃図書館から受け継がれた明治時代の本を手に取ることができる。ミニキッチンやミーティングスペースもある。
海南市は、同市日方の旧庁舎跡地で建設中の新たな交流施設内で運営するカフェ事業者に、アメリカ発のコーヒーチェーン店を展開する、スターバックスコーヒージャパン㈱を選定した。施設は2020年4月の開館予定。店は2階の図書館内に設けられ、市中心部への人気カフェ店の出店は、にぎわい創出の後押しにもなることが期待される。 企画提案から事業者を選ぶ「公募型プロポーザル方式」で選定。18年9月に実施を公表したところ、スターバックスコーヒージャパン㈱(東京都品川区、水口貴文代表取締役)1社の応募があり、11月、カフェ運営候補者選定委員会が審査して決定した。 同社の公共図書館内への出店は、岐阜県、神奈川県に続き3例目。 管轄の市教育委員会生涯学習課によると、公募時のカフェ対象面積は約193平方㍍で約70席を予定。現在は、同社でレイアウトなどを検討中で、賃料は使用面積に応じて支払われるという。 建物は仮称で市民
文藝春秋は11月7日、総合月刊誌「文藝春秋」のオンライン定期購読サービス「文藝春秋digital」を、メディアプラットフォームである「note」を利用して同日から開始したと発表した。メディアでは常識とされてきたウェブサイトの自社開発を捨て、外部プラットフォームを利用したコンテンツ配信に舵(かじ)を切る。 noteはピースオブケイクが運営するオンライン上のサービスで、クリエーターが文章や音声などを自由に投稿できる。2014年にサービスを開始し、月間アクティブユーザーは2000万人に達した(2019年9月時点)。 文藝春秋は法人向けプランである「note pro」を利用する。同社はピースオブケイクに対してnote proの月額利用料5万円(税抜き)とnote活用におけるコンサルティングフィーを支払う(金額は非公表)。 月刊「文藝春秋」のほぼ全ての記事をnoteで原則有料で配信する。記事1本当た
第5回沖縄書店大賞の(前列左から)ヨシタケシンスケさん、真藤順丈さん、藤井誠二さん。後列は左から来賓の玉城デニー知事、準大賞のオーガニックゆうきさん、中村万季子さん、JCC出版部・幸地均さん、いさお名ゴ支部さん=4日、那覇市牧志のJR九州ホテル・ブラッサム那覇 沖縄県内書店員が最も読んでほしい1冊を選ぶ「第5回沖縄書店大賞」の発表会・授賞式が4日、那覇市のホテルで開かれ、3部門の大賞、準大賞が発表された。大賞は沖縄部門で藤井誠二さんの「沖縄アンダーグラウンド」、小説部門で真藤順丈さんの直木賞受賞作「宝島」、絵本部門でヨシタケシンスケさんの「おしっこちょっぴりもれたろう」がそれぞれ受賞した。2018年に刊行された本を対象に県内20書店の138人が投票した。 かつての歓楽街「真栄原新町」を取材した藤井さんは「タブーと言われてきたことをノンフィクションで書いた。どう沖縄の方に読まれるのか非常に心
公民連携で公共施設マネジメントに挑む――高浜市長 吉岡初浩氏に聞く 聞き手・構成:桑原 豊=日経BP総研、茂木 俊輔=ライター2019.04.05 自治体は公共施設をいつまで持ち続けられるのか――。そうした問題意識から、民間企業と連携を図りながら公共施設マネジメントに取り組む愛知県高浜市。市庁舎を保有から定期借家に切り替え、勤労青少年向け施設の跡地活用を民間に任せる一方で、地域の核と位置付ける小学校ではPFI事業での建て替えに併せて機能の複合化を図る。10年前の市長就任時から旗を振り続けてきた吉岡初浩氏に、取り組みの狙いや評価、合意形成上の課題などを聞いた。 ――高浜市では「市庁舎整備」「勤労青少年ホーム跡地活用」「高浜小学校整備」の3件をモデル事業と位置付け、公民連携で公共施設マネジメントに取り組んでいます。新庁舎は2017年1月開庁、勤労青少年ホーム跡地に整備される民間スポーツ施設「コ
2019年4月4日、千葉県立中央図書館は、同館ウェブサイト「学校の先生方へ」掲載の「千葉県の民話一覧」に約2,000話を追加し更新したと発表しました。 「千葉県の民話一覧」は、同館児童資料室所蔵の民話の図書等に掲載されている千葉県の民話約4,000話の地域を調べて市町村や地域別に分類したものです。 中央図書館 「学校の先生方へ」のページで千葉県の民話一覧を更新しました。(千葉県立図書館,2019/4/4) http://www.library.pref.chiba.lg.jp/information/central/post_298.html 千葉県の民話一覧(千葉県立図書館) http://www.library.pref.chiba.lg.jp/school/chibaken_minwa/index.html 参考: 宮崎県立図書館、県内の神話・伝承を音声と話集でまとめた「みやざきの言
2019年4月1日、全国学校図書館協議会(全国SLA)が、「学校図書館整備施策の実施状況(2018年度最終集計) 」を公表しました。 2018年5月に全国1,741の市区町村教育委員会(悉皆調査) を対象に行ったもので、回答数は973教育委員会(2019年3月4日現在。回収率55.9%) です。 1校あたりの平均図書費・図書費予算学算定方式・「図書費」及び「学校図書館用の新聞購読費」の予算化状況・利用できない古い図書の廃棄状況・学校司書配置の予算化状況と雇用形態・自治体による学校図書館担当者の研修状況が調査されています。 市区町村ごとの結果がPDFファイルで公表されています。 お知らせ(全国SLA) http://www.j-sla.or.jp/news/sn/ ※2019年04月01日欄に「学校図書館整備施策の実施状況(2018年度最終集計)」とあります。 学校図書館整備施策の実施状況―
綾南小学校4年3組の児童が国語の授業中に作った報告文章が、市立図書館の本棚に4月13日まで展示されている。 同校では各科目で本を使い様々なことを調べる「調べ学習」を年間通じて行っており、この支援として図書館が本を貸し出し双方で密に連携を取っていた。特に同クラスの担任であり図書担当の小野寺将志教諭が、窓口として熱心に動いていたという。 「わたしの研究レポート」と題し、1年間の総まとめとして校内展示用のものを作ったことを図書館に報告したところ、学校連携事業の一環として同館にも展示する運びとなった。 「生き物」をテーマに本を要約した文章は、4つ折りの柱状にして作成。イラストや図を入れわかりやすくするなど、各自工夫を凝らしている。 問合せは同図書館【電話】0467・77・8191へ。
▼1968年に秦野市内の巡回を開始した自動車文庫「移動図書館」が3月末で50年の活動を終えた。一部の市議会議員から存続を求める議提議案が3月議会に提出されたが賛成少数で否決された。市は廃止の理由に燃料の調達を挙げる。3月まで運用された6代目移動図書館「たんざわ号」は天然ガスを燃料にしており、市内の天然ガスステーションが9月で閉鎖されるためだ。閉鎖後は、一番近い所でも厚木市と小田原市になるため運用が非効率だと指摘する。加えて近年の移動図書館の利用率の低下もあり、選択と集中による事業の精査を進めた結果、公民館図書室や駅前連絡所サービスの向上に努めた上で廃止を決定したと説明するが、突然の廃止に利用者からは存続を望む強い声が出ている。 ▼移動図書館の貸し出しのピークは78年度で年間約64000冊。その後、85年に現在の図書館が開館すると利用者は減少した。とはいえ、2015年度から17年度までのデー
三原市 スポット 観光 間もなく完成!三原駅前で更地になっていた駅前東館跡地に、ホテルルートイン三原駅前や図書館・スーパーや立体駐車場などが誕生。芝生広場なども備えた憩いスペースも。 JR三原駅の正面スペース “駅前東館跡地” が間もなく、新たな賑わいスペースとして生まれ変わる。建設が進められていた「ホテルルートイン三原駅前」と「三原市立中央図書館」、そして立体駐車場などがほぼ完成し、 三原駅・南口駅前の雰囲気が、ガラリと変わりました。 三原駅前東館跡地のエリア一帯には、新たな愛称「キオラスクエア」も付けられ、2020年7月中のオープンを目指して、整備が進められています。 目次 キオラスクエア(旧ペアシティ三原) ホテルルートイン三原駅前は、2020年7月3日開業 三原市立中央図書館は、駅前に移設 立体駐車場(駐車場棟) フレスタ おかず工房 三原駅前店 キオラスクエア(旧ペアシティ三原)
日販の「店頭売上前年比調査(3月期)」が発表されました。 これは当年・前年ともに売上データが取得できている店舗を集計対象としたもの。3月は1,787店のデータをもとに作成されています(2月は1,810店)。 2018年度2回目となる前年超え達成に沸いた2月。なんと3月も対前年をクリアし(102.7%)、2か月連続で店頭前年比が100%を上回る結果となりました。 統計を開始した2008年7月までさかのぼっても、単月の店頭売上が2か月連続で前年を超えたことはありません。したがって、少なくとも10年以上ぶりの数字となっています。 さらに喜ぶべきは、苦戦を続けていた書籍ジャンルが101.0%と好調に転じたこと。書籍売上の前年比クリアは2016年2月以来、3年ぶりのことです。 コミックは8か月連続での対前年クリアとなっただけでなく、ここ1年間でもっとも大きな伸びをみせました。 ▼2018年度の推移(
借りたのに延滞料金も払わず、そのままという図書館の蔵書はないだろうか。 近年、本を借りた図書館じゃなくても、同一府県内の連携している図書館であれば、どこの図書館に 返却してもよいという制度を設けた自治体がある。 全国主要都市に広がりつつあるこの制度、かなり便利なのだが、知られていない事もあるようだ。 本の返却連携、広がる理由 全国主要都市の府立図書館と市立図書館は、利用者を増やし、蔵書の返却を促し、蔵書の質を高めるという意味で、府県内の図書館の連携体制を取っている。 例えば、神奈川県立図書館であれば、県内在住もしくは県内に勤務している人であれば図書カードを作れる。 貸出はインターネットで予約をすると、県立図書館、県立川崎図書館だけでなく、県立図書館横浜西口カウンターでも蔵書を受け取れる。 蔵書の返却は、県立図書館、県立川崎図書館から借りた本であれば、カウンターもしくは、ブックポストに返却で
第8回アガサ・クリスティー賞 ▽本賞 オーガニックゆうき ・『入れ子の水は月に轢かれ』(早川書房) 第158回芥川賞 石井遊佳 ・『百年泥』(新潮社) 若竹千佐子 ・『おらおらでひとりいぐも』(河出書房新社) 第159回芥川賞 高橋弘希 ・『送り火』(文藝春秋) 2017年度朝日賞 北川フラム 瀬戸内寂聴 甲元真人 柳沢正史 第30回アジア・太平洋賞 ▽大賞 該当作なし ▽特別賞 金恩貞 ・『日韓国交正常化交渉の政治史』(千倉書房) 阿南友亮 ・『中国はなぜ軍拡を続けるのか』(新潮社) 吉田裕 ・『日本軍兵士 アジア・太平洋戦争の現実』(中央公論新社) 第34回梓会出版文化賞 作品社 ▽特別賞 ひつじ書房 第28回鮎川哲也賞 川澄浩平 ・「学校に行かない探偵」 第9回鮎川信夫賞 暁方ミセイ ・『魔法の丘』(思潮社) 宗近真一郎 ・『リップヴァンウィンクルの詩学』(響文社) 第28回イーハト
2019年3月30日、人文学書の出版社で人文学情報のニュースサイトも手掛ける文学通信は、同社が刊行を手掛ける単行書『歴史情報学の教科書 歴史のデータが世界をひらく』の全文公開サイトをオープンしたと発表しています。 全文はブログ記事として公開されているほか、同社の「文学通信リポジトリ」上でPDF、epub、mobi形式でも公開されています。 『歴史情報学の教科書 歴史のデータが世界をひらく』全文公開サイト、正式オープン(文学通信, 2019/3/30) https://bungaku-report.com/blog/2019/03/post-480.html 国立歴史民俗博物館監修 後藤 真・橋本雄太編『歴史情報学の教科書 歴史のデータが世界をひらく』全文公開サイト(文学通信) https://bungaku-report.com/metaresource.html 参考: 文学通信、「文学
2019年4月1日、大阪府立中之島図書館は、「おおさかポータルAPI」の公開を発表しました。 「おおさかポータルAPI」のページ上の説明によれば、「おおさかポータル」のデータをJSON形式又はXML形式で取得することができるほか、同APIで取得できるデータは「クリエイティブ・コモンズ表示4.0国際ライセンス」(CC-BY)により、オープンデータとして利用可能とあります。 また、同APIの利用にあたり手続き等は必要ないものの、サーバへの過負荷を避けるため、特定のサーバから継続して大量のアクセスがある場合にはアクセス遮断等の措置を行うことがあるとしています。 お知らせ(大阪府立中之島図書館) http://www.library.pref.osaka.jp/site/nakato/index-2.html ※2019年4月1日付けのお知らせに「「おおさかポータルAPI」を公開しました」とありま
国立国会図書館(東京都千代田区)が提供している書誌データが、2019年4月1日から誰でも無料で利用できるようになった。 従来は、営利目的で利用する場合には申請が必要で、利用方法によっては使用料の支払いも必要だったが、今後は営利目的であっても申請はいらなくなる。 書評サイトには朗報か 書誌データは、書名や著者名、出版者や出版年などが含まれている情報のことで、資料を探すときなどに活用ができる。資料の本文は含まれない。 J-CASTニュース編集部では4月2日、同館総務課広報係に取材を申し込み、担当者のコメントとして文書で回答を得られた。昨今のオープンデータ化の動向などを踏まえ、書誌データについては無償での二次利用を許諾する方針になったという。 書誌データを自由に利用できることになり、どんな具体的メリットがあるか。広報係は担当者のコメントとして、次のように文書で回答した。 「例えば書評を掲載するサ
『HUMAN LOST 人間失格』は、破滅に至った一人の男の生涯を描く日本文学の金字塔、太宰治「人間失格」を狂気のSF・ダークヒーローアクションへ再構築した劇場アニメーション。 タイアップが行われるのは先記の新宿ゴールデン街、りんかい線、渋谷肉横丁、日本図書館協会、自遊空間、まんが喫茶マンボーなど、老若男女ジャンルレスなエリア。 りんかい線では、「#ヒューマンロスト目撃情報」募集中と題したTwitter企画を実施。東京テレポート駅内各所に設置された『HUMAN LOST 人間失格』の等身大キャラクターステッカーを写真に撮影し、ハッシュタグ「#ヒューマンロスト目撃情報」を付けてTwitterに投稿。当選者にはそれぞれサイン入り非売品プレスシート、劇場鑑賞券(ムビチケ)、非売品プレスシート、映画ポスターがプレゼントされる。期限は12月15日(日)まで。 渋谷肉横丁では、11月8日(金)から12
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By jarmoluk ウェブサイト・書籍・音楽などのマルチメディア資料のアーカイブ閲覧サービスを提供する非営利団体インターネットアーカイブは古書のオンライン売買サービスを提供するBetter World Booksと提携し、「今後数年間で数百万冊の書籍をデジタル化する」と発表しました。 ATG Newsflash: For the Love of Literacy–Better World Books and the Internet Archive Unite to Preserve Millions of Books - Against the Grain https://against-the-grain.com/2019/11/atg-newsflash-for-the-love-of-literacy-better-world-books-and-the-internet-ar
宮城県内の県立高校は「宮城県○○高校」と、名称に「立」の字がない。他の多くの県は「立」の字が入っている。図書館などの施設名もそうだ。この違いは何から生まれたのだろう。 県図書館の佐尾博基さん(44)は「宮城以外では北海道と長野県ぐらいなんですよ」と言う。県立の図書館で「立」が付かないのは、宮城、愛知、岐阜など。 県図書館では企画展「宮城『県立』図書館から宮城『県』図書館へ」を10日まで開催中だ。1919年に従来の名称から「立」を削り、現在の名前になった経緯を所蔵資料などで紹介している。 「宮城書籍(しょじゃく)館」として1881年に創立された同館は、名称に費用負担者名を表示せよとの文部省令を受けて「宮城県立図書館」と改称。さらに省令廃止を機に再改称した。県立の学校名から「立」が削られたのもこの時だという。 「『立』の字を削った歴史は分かりました。ただ、なぜ削ったのか、その理由は推測の域を出
京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は11月6日、同社の公共図書館システムである「ELCIELO」と同社グループのRistが提供する画像解析AI(人工知能)を組み合わせた、蔵書点検システムの開発を開始したと発表した。まずはタブレットなどで撮影を行うことを想定し、2020年2月の提供開始を目指す。 同社が開発を進めている蔵書点検システムでは、まずスマートフォンやタブレットなどで図書館の書架一面を撮影し、画像データをRistの画像解析AIに取り込む。 続いて、画像に写る複数冊の書誌の背表紙からタイトル・著者名・分類番号をAIが分析、図書館が保有する書誌登録データベースとマッチング・照合し、蔵書点検を行う。 これにより、手作業で1点ずつ点検する必要が無く、写真撮影によりまとめて蔵書点検できるようになるとしている。 蔵書点検のイメージ なお、書架の撮影については、将来的にはドローンなどを駆
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