新型コロナウイルスで失速を余儀なくされた2020年のフェリー業界ですが、その後、風向きは変わってきています。近年の豪華志向から「さらにハイグレード」になるという船旅の今後、フェリーさんふらわあの赤坂光次郎社長に聞きました。 一時は旅客「95%減」 新年あけましておめでとうございます。 昨年、2020年は、フェリー業界にとってまさに激動の1年になりました。年明けとともに世界的な船舶燃料の環境規制へ対応し、コストアップしたところに、新型コロナウイルスが経営を直撃。その後はどうなったのでしょうか。関西~九州に3航路を持つフェリーさんふらわあの赤坂光次郎社長に、2020年の振り返りと2021年の展望を聞きました。 拡大画像 鹿児島・志布志へのフェリーが発着する大阪南港さんふらわあターミナル。 ――新型コロナウイルスの流行が始まった2020年1月から、緊急事態宣言下の5月にかけて、旅客数はどのように