大分県が、2009(平成21)年に廃止されたホーバークラフトによる定期航路の復活に向け動き出します。廃止時点でも国内唯一、いまや世界でもひとつだけというホーバークラフト航路、復活に向けた課題を県に聞きました。 国内製造も終了しているホーバークラフト 大分県が、2009(平成21)年に廃止された大分市~大分空港間のホーバークラフト航路を復活させる事業に乗り出します。大分県の広瀬勝貞知事は2020年3月4日(水)の会見で、2020年度から運航事業者を公募し、2023年度以降に運航を開始する意向を示しました。 国東半島の東部に位置する大分空港と大分市のあいだは、別府湾を回り込むようなルートになるため、高速バスだと約60分を要します。県の交通政策課は、「他県と比べてもよくない空港アクセスの改善が非常に重要」といい、別府湾を横断する海上ルートの復活を2018年度から検討してきました。そして、大分市と