とある方が、カール・セーガン博士の「人はなぜエセ科学に騙されるのか」を勧められているのを横で見ていて、興味を持ったので読んでみた。 原題が「The Demon-Haunted World : Sciense as a Candle in the Dark 」(悪霊に取り憑かれた世界で、科学は闇を照らす蝋燭)。カール・セーガン博士は、1996年12月末に亡くなったそうなので、遺書的なエッセイという位置づけであるらしい。入手したのは平成12年11月1日発行、青木薫氏の邦訳。 身近に、これからこれを読む人がいる訳なのだが、非常に印象深かった箇所をメモしておきたくなった。 よく耳にする意見に、科学もまたほかの学問と同じく、気まぐれで理性的でないというものがある。それどころか、理性そのものが幻想だと言われることさえある。独立戦争で活躍したアメリカの革命家イーサン・アレンは、これについて次のように語っ
ついに出ました、ロバート・T・キャロル『懐疑論者の事典』(小久保温ほか訳、小内亨ほか日本語版編集、上下巻、楽工社)。 懐疑論者の事典(上) 懐疑論者の事典(下) さすがに「事典」という名を冠しているだけあって、インテリジェント・デザイン論やホメオパシーなどといった典型的なニセ科学のほか、占い、信仰、魔術などといった宗教・呪術的な概念、さらには精神分析に至るまで、懐疑的に見るための視点が詰まっている。他、回帰の虚偽、実用性の虚偽、大数の法則、論点先取りなどといった論理学や統計学に冠する概念まであり、まさに懐疑論者必携のものに仕上がっている。 上巻p.163には「科学」という項目があるが、科学を論じるなら心得ておくべき下りがいくつかある。例えば、 ――――― 科学理論とは、ある特定の範囲の経験的現象のありようを説明するための原理・知識・方法を統合したものである。(p.165) 外なる宇宙空間と
著:ロバート・T・キャロル 日本語版編集委員:小内亨・菊池聡・菊池誠・ 高橋昌一郎・皆神龍太郎 訳:小久保温・高橋信夫・長澤裕・福岡洋一 (刊行日 2008/10/02) A5判(210�o×148�o)ソフトカバー。434ページ。 本文1色刷。 ISBN978-4-903063-12-6 C0095 定価(本体3500円+税) アヴァター *化身、権化 avatar アカシック・レコード *アーカーシャ記録、アーカーシャ年代記 akashic record 悪魔 devil→サタン 悪魔祓い *降魔、除霊、浄霊、掃魔 exorcism アズテック(ニューメキシコ)UFO事件 Aztec(New Mexico) UFO hoax アストラル体 *星気体、幽体 astral body アストラル体投影 *アストラル体投射、幽体離脱 astral projectio
ニセ科学フォーラム 2008 のお知らせ 一昨年、昨年に続いて、「ニセ科学フォーラム」を開催します。 今回は、これまでの批判の活動をふまえて、「ニセ科学」批判の基本姿勢や問題点を整理するとともに、きわめて重要な課題である「健康系ニセ科学」の問題についても踏みこんだ議論をしたいと考えています。 以前から「ニセ科学」問題に関心を持っている皆さんだけでなく、新たに興味を抱いた皆さんにも気軽に参加していただきたいと思っています。 ニセ科学フォーラム 2008 実行委員会代表 左巻健男 日時・会場 2008 年 11 月 9 日(日曜日) 午後 1 時半から 5 時半まで (受付は午後1時〜1時25分) 学習院大学・西 5 号館地下 B1 教室 (山手線目白駅の改札を出て右に向かって徒歩一分で、学習院大学西門です。西門を入って道なりに歩いて左側の高い建物が西 5 号館です。こ
残る桜も 散る桜 膵臓がんサバイバーとなった私の10年間の記録。やってきたこと、考え方。どうすればサバイバーになれるのか。しかし、いずれ人は死ぬ。良寛さんの辞世の句「散る桜 残る桜も 散る桜」よろしく、桜もいつかは散ります。 「今ここに」を生き、できうれば「百まで生きて、がんで死」ねれば本望です。 ルルドの奇跡 5月31日に、国際フォーラムで小椋佳のトリビュート・コンサートに行ったのですが、 ゲ ストのえりさん(伊東恵里)の歌声には感激しました。武蔵野音大で声楽を学んだ歌手で女優。ディズニー映画の吹き替えによく出てくるようです。ミュージカル座の「ルルドの奇跡」で主演のベルナデット役を演じ、東京芸術劇場ミュ-ジカル月間優秀賞を受賞しています。 ←再生できます。 ルルドの泉の奇跡については、Dr.ワイルの本などでも紹介されています。1858年、ピレネー山脈の麓にある小さな町ルルドにすむ14歳の
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く