ソフトバンク東浜巨投手(31)が、史上84人目、通算95度目となるノーヒットノーランを達成した。完全試合で達成したロッテ佐々木朗希投手(20)に次ぐ今季2人目。9回を97球で抑え、100球未満の完封「マダックス」も達成した。 試合後のお立ち台で「まさか自分ができるとは。信じられないです」と充実感を漂わせた。 西武打線に最速150キロ前後の直球に、シンカー、カットボールを混ぜた。2回に中村、5回に山川に四球を与えたが、いずれも次打者を併殺。大粒の汗をしたたらせながら、マウンドで仁王立ちを続けた。8回のマウンドには目を閉じ、大きく深呼吸をして上がった。冷静沈着な東浜は、達成の瞬間まで普段通りの姿でい続けた。 12年のドラフト1位。沖縄尚学、亜大を経てソフトバンクに入団した。入団当時は「10安打完封が理想」と話していた右腕が、理想を大きく上回る快挙。17年には16勝で最多勝に輝いた。最終打者の金