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ブックマーク / blog.livedoor.jp/takahashikamekichi (47)

  • 極東アジアの大きな変化。 : Espresso Diary@信州松本

    2007年03月12日22:56 カテゴリ政治 極東アジアの大きな変化。 東証が日興コーディアルの上場維持を決めました。私はニュース速報のテロップを見て「あれっ?」と思いました。そして次に、「これは理屈じゃなくて政治なんだ」と思い直しました。世の中には「正しい、正しくない」で考えたら納得のできない決定がたくさんあります。救われる会社と、救われない会社。生活を守ってもらえる人と、守ってもらえない人。この間に線を引くのが政治ですが、あらゆる人が納得できる判断というのは、なかなか実際にはありえない。思い出すのは、りそな銀行への税金の投入です。あのときは「株主責任を問わない」という政治の判断があって株価が上昇しました。 「正しい、正しくない」という基準でいえば、日人を拉致した北朝鮮は「正しくない」の代表格です。日は「拉致問題の解決なにしは、国交の正常化もありえない」という立場を明確にしています

  • 外向きへと変わる日本人投資家たちのまなざし。 : Espresso Diary@信州松本

    2007年03月07日00:04 カテゴリ投資と経済 外向きへと変わる日投資家たちのまなざし。 中国株の動きを隣に見ながら、日経平均は16,844円まで上昇。インド市場、ロンドン市場ともに上がっています。日の株価が安定を取り戻したとまでは断言できませんが、少なくとも多くの日の参加者が世界の動向を気にかける2〜3日になっていることは間違いありません。私も普段からインドやロンドンの市場を見ているわけではありません。今回の暴落は、日投資家たちを、より外向きにする働きをしたのではないでしょうか。 私はアダム・スミスの「神の見えざる手」という言葉を思い出します。ひとりひとりが利己的に個人の利益を追求すれば、需要と供給は均衡点を見出し、社会は安定するという話。スミスの自由競争を肯定する考えは、のちに多くの人々によって修正されてゆきますが、個人が利益を追い求める結果、社会に大きな潮流が定着し

  • 暴落なのに悲観が湧き上がってこない不思議。 : Espresso Diary@信州松本

    2007年03月05日23:23 カテゴリ投資と経済 暴落なのに悲観が湧き上がってこない不思議。 日経平均が17,000円を大きく割り、香港株、インド株も落ちています。ロンドンの株価指数は、いったん6,000ポイントを割り込みました。しかし、なぜか私の心には強い悲観が湧き上がってきません。9.11のN.Yテロのときには、「世界は、どうなってしまうのだろう?」という驚きと悲観がありました。ITバブルが崩壊していったときにも似たような感覚があった。いまは新興国の隆盛が脅威に感じられるほどだし、しかも彼ら彼女らの「豊かになりたい」という意欲や需要が、松の街にいても伝わってくる状態です。為替は1USD=115円で、いつ114円台に入ってもおかしくありませんが、いまは強い円高と強い株安とが一体になって進んでいますから、「やはり円安が日経済にとって良いことなんだ」という意識も同時に広がっている…と

  • 剥がれゆく戦後日本のベール。 : Espresso Diary@信州松本

    2007年02月24日16:15 カテゴリメディア 剥がれゆく戦後日のベール。 昨日の朝日新聞の文化面には、三ツ木勝巳さんの「満鉄のベールをはぐ」という文章が載っています。私は冒頭の一文を何度も読んでしまいました。「南満州鉄道株式会社(満鉄)はただの鉄道会社ではなく、時代によって炭鉱や学校、病院、ホテル、そして水道や電気など社会的経済的基盤も経営した」。この「満鉄」を「自治体」と置き換えてみても、ほとんど違和感がありません。破綻した夕張市は炭鉱の街だったし、最近の長野県で話題になっているのは、しなの鉄道、信州まつもと空港、県立こども病院、統廃合される県立高校です。日の自治体は、ただの自治体ではなく、社会的経済的基盤も経営しているのです。 自治体の破綻が話題になっているせいか「実質公債費比率」の検索で、このブログに来る人が後を絶ちません。「実質公債費比率」はあくまでも過渡期の指標にすぎな

    udy
    udy 2007/02/25
  • 多国籍メディアの時代。〜Philippine Digest、TRANSAMERICA〜 : Espresso Diary@信州松本

    2007年01月24日01:30 カテゴリメディア 多国籍メディアの時代。〜Philippine Digest、TRANSAMERICA〜 あら。週刊誌『アエラ』には、私がフィリピン・パブに行っている話も載ってますね〜(笑)。まだフィリピンへの投資環境は整ってはいませんが、あと数年したらマカティ株式市場の銘柄を買う日人も出てくると思います。そのときには、何を買ったら良いのか?ジム・ロジャーズも書いているように、新興国への投資は、その国を代表する主な企業を買うのが基です。昨年、私はネットで調べたフィリピンの上場企業の名前を幾つか紙に書いて、フィリピン人のいるお店に持って行きました。すると、アヤラのように不動産を中心にしている財閥が魅力的に思えた。お店で働いている女の子たちは、経済を専門に勉強しているわけではありません。しかし…いや、そうであるがゆえに、大衆にまで広く浸透している企業のブラ

  • 日銀の利上げ。マスコミ報道は、こんな状態で良いのか? : Espresso Diary@信州松本

    2007年01月17日23:10 カテゴリメディア 日銀の利上げ。マスコミ報道は、こんな状態で良いのか? さすがにブルームバーグは冷静です。「1月利上げは なお流動的、市場は右往左往―日銀の信認に疑問も」。 私が注目したのは、バンク・オブ・アメリカ東京支店の藤井知子さんのコメント。「一部海外市場参加者からは、日銀の情勢が劇場のように伝わってくることへの驚きも寄せられた」。そりゃ、そうですよね。毎日新聞が利上げを伝え、朝日新聞が追いかけ、それが深夜になって一転し、共同通信が「利上げはない」と流すドタバタぶり。もちろん各社の記者たちが懸命に日銀の委員や周辺にい込み、それなりに感触をつかみ、さらにデスクが判断して紙面にしているんでしょうが、これでは日の金融政策への信頼に疑問が付いてしまいます。つまり、外から見たら、「な〜んだ。日銀というところは、いろんなインサイダーがぶら下がっていて、そこか

  • 「日本2.0」は、すでに始まっている。 : Espresso Diary@信州松本

    2006年12月29日18:36 カテゴリ地域経済 「日2.0」は、すでに始まっている。 「なんか、年末って感じがしないよね」。老若男女を問わず、あちこちで同じ話を聞きます。それは気温の高さも理由ですが、もうひとつ、日人が集団でひとつの流れに向かっていた時代が終わったからのようにも思えます。昨年は「古畑任三郎だけは絶対に見たい」というようにスペシャル番組を楽しみにするような人もいましたが、そんな話も耳にしなくなりました。みんなで、いつもと違う番組を心待ちにしていた年末は、もうどこかに逝ってしまった。むしろサッカーワールドカップとかディープインパクトの引退などに、気持ちの高まりや一体感を感じる人が増えています。小飼弾さんが、「日2.0」の封切りはいつか?と書いています。結論からいえば、私は「日2.0」が既に始まっていると感じています。私たちは、日人だけのニッポンではない時代に入り

    udy
    udy 2006/12/29
  • 『インテリジェンス 武器なき戦争』。 : Espresso Diary@信州松本

    2006年12月08日23:38 カテゴリ書評 『インテリジェンス 武器なき戦争』。 これは個人投資家も読んでおいた方が良いと思います。「ラスプーチン」佐藤優と「ウルトラ・ダラー」手嶋龍一の対談『インテリジェンス 武器なき戦争』。話の中身は「どうしたら日に強いインテリジェンスを育ててゆけるか?」という流れになってますが、「国際関係の背後には、どんな力が働いているのか?」を知るために役に立つです。戦後の日は、基的にはアメリカに付いてゆけば良かった。しかし、為替市場が私たちに語りかけているように世界は多極化していて、ロシア中国、イスラム世界の影響力が着実に強まっています。となれば連立多元方程式を解くように考えてゆかないと、大きな流れを見誤るリスクも大きくなってゆくような気がします。 冒頭ではインフォメーションとインテリジェンスの違いが強調されています。「事実として知っている」というこ

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    udy 2006/12/09
  • グローバルなインフレ。ローカルなデフレ。 : Espresso Diary@信州松本

    2006年12月05日06:28 カテゴリ投資と経済 グローバルなインフレ。ローカルなデフレ。 いま進行しているのは、グローバルなインフレですね。20世紀の後半から、米ドルは世界の基軸通貨として君臨してきました。ドルこそが、国境を越えて広く使われていたグローバルな通貨であることは、誰にも否定できないと思います。そのグローバルな通貨が、少しづつ安くなっているんですね。表面に現れている現象は、たとえば原油高であったり、ユーロ高だったり、株高だったりしますが、質的にはドルという通貨が安くなっていて、それ以外のプライス(値段)が相対的に上がっているのだと思います。現時点では、こんなことを言っている人は少ないですが、やがて多数意見になるでしょう。戦後の日アメリカ合衆国と最も親密な関係を続けてきた国ですから、当然この影響を強く受けることになります。具体的には、ドルと歩調を合わせるようにして日

    udy
    udy 2006/12/05
    ”いまは米ドルという通貨が、他の通貨だけでなく、商品、債券、株式に比べても安くなっている場面だと考えれば、市場で起きていることの多くの出来事に納得できてしまう”なるほど
  • 夕張市と姉歯マンションの共通点。 : Espresso Diary@信州松本

    2006年11月27日01:31 カテゴリ投資と経済 夕張市と姉歯マンションの共通点。 夕張の怒れる市民たちの姿は、どこかで見たような気がします。姉歯設計によるマンション偽装の被害を受けた住民たちと似ている。片方は自治体の問題、もうひとつはマンションの欠陥として別々に分けられていますが、ふと気づいてみたら生活の基的なところに落とし穴があった、という衝撃は共通しています。見た目が立派で豪華に見えても、目立たない肝心な部分がスカスカで、多くの家族が人生のやり直しに直面しているという点でも似た出来事だと思います。 夕張市にも議員や市長を選ぶ選挙はあるし、マンションだってメーカーや経営者を良く調べてみる手段はあったはずです。どちらにも自己責任の部分があるといえばあるんですが、「そうは言っても、いちいちそんなところまで見ているわけではないし、自分たちだって同じような状況になったら、きっと途方に暮れ

    udy
    udy 2006/11/27
    ”目先の価格に振り回されることなく、自分なりの価値観が重要になるという話だと思います。ある株を買って、値上がりしなくても持ち続けることができるのは、その価値に対する確信を持っているから。”
  • 選択の自由。 : Espresso Diary@信州松本

    2006年11月23日01:10 カテゴリ投資と経済 選択の自由。 1ドル=116円ですが、「円高」というより「米ドル安」ですね。起きている大西洋を挟んだ市場で1ユーロが1.9ドルまで上がり、円はつられて上がった感じ。これまでのように太平洋を挟んだ米ドルと円ばかりに注目していると、円が高くなっているように見えますが、じつは背景にはドル安の大きな流れがあるのだと思います。確かに円が欧州などの通貨に対して高くなることもあるんですが、中長期ではドルと円が一緒に安くなっている流れの一局面…という風に私は受け止めています。ひとくちに「円高」といっても、実際には「ドルに対しての円高」という性格が強く、日はアジア経済の影響が強いぶん、やや米ドルよりも通貨安の度合いが弱くなる流れになるのではないかと予想しています。分かりやすく言うと、日アメリカの通貨は、同じように下がるエレベーターに乗ってはいるが、

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    udy 2006/11/24
    ”よくマスコミは「公務員は恵まれている」とひとくくりにしますが、実際には地方によって事情が全く違っていて、その変化が速く、そして濃くなっているのだと思います”地方ならではの視点
  • 緩やかな円安時代の緩やかなインフレ。 : Espresso Diary@信州松本

    2006年11月13日05:11 カテゴリ 緩やかな円安時代の緩やかなインフレ。 信州大学で語学を教えている外国人に、「最近は、どこで飲んでるの?」と尋ねたら、「ゴールデン・キャッスル」という答えが返ってきました。ゴールデン・キャッスルは、『養老の瀧』が経営する駅前の居酒屋ビルです。松にいる白人たちは英語を教えて、給料を円という通貨で受け取っている人が多い。カナダや豪州や英国から来ている彼ら、彼女らは、自国の通貨で自分の給料を考えることも多いので、このところの円安で収入が目減りしていると感じ、とりあえずの安さを求める人が多いのす。 日経の一面トップに見出しが出ています。「対主要通貨 円、軒並み安値圏に」。2000年初めからの円の下落率が一覧表になってる。対米ドルでは14%、ユーロでは32%、英ポンドでは27%、豪ドルでは26%、ニュージーランドでは32%、カナダドルでは32%、韓国ウォン

    udy
    udy 2006/11/13
    格差の拡大する地方と都市の経済状況を単一の金融政策でコントロールするのは困難だということ
  • N-SNSとローカルなネットの時代。 : Espresso Diary@信州松本

    2006年11月06日01:03 カテゴリ地域経済 N-SNSとローカルなネットの時代。 信州では熊のニュースが連発。南部では鹿も増えているのに、猟友会が高齢化しているので退治しきれないとか。最新の国政調査によると5年間で人口が24%も減った村もありますから、大町市の商店街を熊が歩いていたとか、王滝村の役場に熊が入ってきたと聞いても、私は驚かなくなってしまいました。もう年寄りばかりだから、人の姿も疎(まばら)らなんですね。秋には熊が出て、冬には雪で家がつぶれ、春には鹿が農作物をべ荒らし、夏には豪雨で道や家が流れるとなれば、田舎暮らしには、それなりの慎重な調べや覚悟が必要。北アルプスで起きている中高年の遭難も、どこかメルヘンのような感覚が危険を招いているような気がします。 地方の進学高で指導要領が無視されていたり、愛媛県の宇和島で病人の臓器の移植が行われていたニュースが流れていますが、もう

    udy
    udy 2006/11/06
    「「ポータル・サイト」というのは企業の側から見た理屈なんですね。実際にネットを使っている側から見れば、自分のパソコンやケータイ、もっといえば自分が玄関です」
  • 円キャリートレード。 : Espresso Diary@信州松本

    2006年10月21日00:39 カテゴリ地域経済 円キャリートレード。 「マーケットに評価していただく」。地方債について質問された県知事の村井仁さんが、NHK長野放送局の番組で答えました。私は、この一言を聞いてホッとしました。マスコミに評価してもらうことばかりを考えていた田中知事には、市場からの評価を受ける意識がありませんでした。知事は4年ごとに行われる選挙だけでなく、常に市場から評価を受けるのですから、これは有権者にとって歓迎すべき状態です。もしも村井県政が不透明で財政を危うくするような政策を進めれば、そのときは市場が声を上げてくれるでしょう。高い金利という表現によって。いよいよ自治体が市場と向き合う時代に入ったのです。村井さんの支持者の多くは気づいていませんが、財政の良い自治体は低い金利で、悪い自治体は高い金利で、それぞれお金を借りる時代ですから、地方自治と金融とが不可分になりつつあ

  • 『サラリーマンは2度破産する』。 : Espresso Diary@信州松本

    2006年10月16日00:31 カテゴリ書評 『サラリーマンは2度破産する』。 『家庭の医学』というがありましたが、これは『家計の経済学』と副題を付けたくなるです。『サラリーマンは2度破産する』というタイトルは、中流の家計が回らなくなる2つの原因を暗示しています。ひとつは子供の教育費。もうひとつは、老後の生活費。書いた人は、1万以上の世帯から家計に関する相談を受けている人なので、なかなか説得力があります。もしも私がサラリーマンの男性と付き合っている女性だったら、カレにこのプレゼントすることでしょう。教育費、保険の見直し、クルマ、そして住宅ローンと、日の実情に沿った話が金額を伴って書かれているので、ロバート・キヨサキの『金持ち父さん』シリーズより身近な感じがします。 日人の中だけにいると気づきませんが、日の中流家庭を出入りするお金は、世界の水準を考えれば大きいといえます。入っ

    udy
    udy 2006/10/16
  • いざなぎ景気と談合は、表裏一体の関係だったのでは? : Espresso Diary@信州松本

    2006年10月12日23:38 カテゴリ地域経済 いざなぎ景気と談合は、表裏一体の関係だったのでは? 「いざなぎ」は、古事記に出てくる神さまの名前。昭和の初めは学校で神話を教えられた少年少女が多く、その人たちが戦後の経済の担い手になったので、それで「神武景気」とか「岩戸景気」みたいなニックネームが付いていたんですね。TVのニュースは「いざなぎ景気を超えた」とか言っていますが、あの頃は年に10%ぐらいの経済成長が当たり前で、いまはせいぜい1%とか2%ぐらい。もう高度成長のときのように多くの人たちが同時に、そして同じように景気の回復を実感できる時代ではなくなりました。私は、「景気」そのものが昭和の神話になったんだと考えています先日は、「福島県や岐阜県のような事件は、どこでも起こりうる」と書きました。きょうは、和歌山県で出納長が談合の疑いで捕まっています。なぜ、談合は起きるのか?村上龍のメール

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    udy 2006/10/13
    「いざなぎ景気」と「談合」とは表裏をなしていたのではないかという、興味深い指摘
  • 『若者はなぜ3年で辞めるのか?』 : Espresso Diary@信州松本

    2006年10月06日17:28 カテゴリ書評 『若者はなぜ3年で辞めるのか?』 出るべくして出たですね。城繁幸の『若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日の未来』。私は、梅田望夫の『ウッブ進化論』と対をなす一冊だと思います。数々の「グーグル」が、アメリカの若い技術者たちによる世界の変革を描いているとしたら、城繁幸のは、日の若い世代が抱える閉塞感を描いてるといえる。いま「Web2.0」という言葉に前のめりな期待がかかっているのも、裏を返せば、それだけ日の社会に厳然と存在する年功序列に対して変革を求める声が強いからではないかと思います。 長野県の知事選では、30代の人たちに田中康夫さんを支持する人が多かったんですが、これは分かる気がします。30代は、住宅ローン育児の負担を抱え、これからの社会保障の負担が重くなってゆく世代です。ようやく仕事の要領も覚え、家庭も落ちつき、ふと

    udy
    udy 2006/10/06
  • ブラジル大統領選と日本。 : Espresso Diary@信州松本

    2006年10月05日13:47 カテゴリ投資と経済 ブラジル大統領選と日。 ブラジルの大統領選は、ルーラ優勢。この人は、ずっとPT(ペーテー)という野党の党首だったんですが、私はリオ・デ・ジャネイロのホテルで党のコマーシャルを見たことを思い出します。全てのチャンネルが一斉にふだんの番組を途中で打ち切り、シンボルの赤い旗が翻る宣伝番組ばかりになってしまった。私は「クーデターが起きたんじゃないか?」と思って、窓のカーテンを開けてリオの街を見つめたほど。日の常識では、考えられないことです。90年代の初めごろのルーラのイメージは、社会に不満を持つ人々に支えられた過激な野党の指導者でした。こちらの画像のイメージ。当時のブラジル政府は1ヶ月とか、酷いときには1日期限の国債を発行するほど財政が悪く、物価がドンドン上がっていました。普通の人々は定期預金を封鎖されたことを嘆き、米ドルを貯金の代わりに持

    udy
    udy 2006/10/05
    経済のグローバル化が進み、遠くかけ離れていた2つの対照的な世界が、少しづつ近接してきているのかもしれません。
  • 国債は、大きな騙しのような気がしてしまう。 : Espresso Diary@信州松本

    2006年10月01日00:51 カテゴリ投資と経済 国債は、大きな騙しのような気がしてしまう。 「消費税などの歳入の抜的な見直しは来年になる」。政調会長の中川昭一さんが、毎日新聞のインタビューに答えています。自民党の税制調査会の会長は、財政の再建に前向きな与謝野馨さんに決まりました。成長路線と言われる安倍内閣も、消費税率のアップは避けられそうもありません。安倍総理は消費税アップの論議を、内閣ではなく党の側から始めさせようとしているのでしょう。普通の人にとって小泉内閣と安倍内閣との一番の違いは、「私の在任中は、消費税率を上げない」と言い切っているか?いないか?の違いです。でも、この点を強調している報道は少ないですね。秋になって「個人向け国債」の宣伝が、また始まりました。「国が元を保証するので、安全で確実です」。こんな文句を聞いていると、私は頭がクラクラしてきます。仮に消費税が2%でも上

  • 福島県の談合疑惑と、岐阜県の裏金事件。 : Espresso Diary@信州松本

    2006年09月30日00:01 カテゴリ政治 福島県の談合疑惑と、岐阜県の裏金事件。 福島県の知事が談合疑惑の責任をとって辞め、岐阜県の職員たちが裏金づくりで処分を受けました。マスコミでは「けしからん話だ!」「襟を正せ!」という話になってますが、私は少し違う感想を抱いています。それは、私が田中康夫さんの後援会の立ち上げに関わり、県政に触れる機会が多かったせいだと思います。 もしも自分が福島県の小さな土木業者だったとしたら、何とか狭い業界で生き残ろうとしていたでしょうし、岐阜県の職員だったら、「まあ、そういう職場なんだから…」と考えて、飲みいを共にしていたかもしれない。田中康夫さんの後援会では、知事の側近だった水道工事の業者が県庁の近くに事務所を物色し、そこで自分の息子を働かせようとしていた時期がありました。あのときは田中さんの支持者から「そんな勝手なことをさせてちゃダメだよ〜」と声が上

    udy
    udy 2006/09/30