【松本学の野党ウオッチ】臆面もなく共産党と手を組む自民党のあきれた二枚舌 堺市長選がとんでもないことになっているゾ! 「ブーメラン」といえば民進党のお家芸だとばかり思っていたが、自民党だって負けてはいない。民進、共産など野党4党の選挙協力を「野合だ」と繰り返し批判してきた自民党が、人口83万人の政令市長選で臆面もなく共産党と手を組もうというのだから、その二枚舌には恐れ入るばかりだ。 「政権打倒と言っている共産党と自民党がタッグを組んでいる。民進党、社民党も乗った。政治家の身分を変えることに大反対の『野合談合チーム』だ」 日本維新の会の松井一郎代表(53)は9月5日、大阪市内のホテルで開いた維新傘下の地域政党「大阪維新の会」のパーティーでこう怒りをぶちまけた。 松井氏が矛先を向けたのは、任期満了に伴う堺市長選(9月10日告示、24日投開票)の構図である。この選挙は、3選を目指す現職の竹山修身