米紙Wall Street Journal(WSJ)は10月5日、事情を知る複数の人物の話として、ロシア政府の関与するハッカー集団が、米国家安全保障局(NSA)の契約職員が使っていたロシアのセキュリティ企業Kaspersky Labのウイルス対策ソフトウェアを経由して、NSAの極秘情報を盗み出したと伝えた。 WSJによると、問題のNSA職員は、極秘資料を持ち出して自宅のコンピュータに保存していた。ハッカー集団はKasperskyのソフトウェアを通じてそのファイルの存在を突き止め、この職員に狙いを定めたとみられる。 盗まれた資料には、NSAが外国のコンピュータに侵入する手口や、スパイ活動に使用しているコンピュータコード、米国のネットワークの防御などに関する詳しい情報が含まれていたとされる。 ロシア政府がこうした情報を入手したとすれば、自国のネットワークの防御に役立てることができ、NSAの活動
![「ロシアがKaspersky経由でNSAの情報盗んだ」 米紙報道 - 産経ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/93b0fa995d0ffe4535f7dee216aaa4d36332d996/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.sankei.com%2Fapr_news%2Fimages%2Fv1%2Fbasic%2Fnews_ogp.jpg%3Fwor1710060020)