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古代ギリシャと神話に関するushiwatatのブックマーク (7)

  • ギリシア・ローマ神話屈指のエピソード「パエトーン」の伝説 | Kousyoublog

    ギリシア・ローマ神話の中でもひときわ印象的な物語にパエトーンの伝説がある。以下オウィディウス「変身物語(上)」(P46-70)より再構成。太陽神アポローンの子パエトーンは、常々、自身が太陽神の子であることを鼻にかけて吹聴し、それを苦々しく思った友人エパポスは「君は太陽神を当の父だと思い込んで威張り散らしている」となじった。悔しい思いをしたパエトーンは家に帰るや母クリュメネーに「自分が太陽神の子である証しを見せてほしい」と詰め寄り、母は太陽に誓ってパエトーンが太陽神の子であると宣言し、アポローンの宮殿への行き方を教えた。父アポローンと対面したパエトーンは太陽神の口から自身がアポローンの子であるとの言質を取るが、より確かな確証を得たいと申し出、アポローンは、パエトーンが望むものならば何でも与えるとの誓約を行うが、すぐに誓約が軽率であったことを痛感させられることになる。パエトーンは迷わず太陽神

    ギリシア・ローマ神話屈指のエピソード「パエトーン」の伝説 | Kousyoublog
  • 一週間はなぜ七日か?: 極東ブログ

    誰もが一度は疑問に思う謎 一週間はなぜ七日か? 誰もが一度は疑問に思うらしく、ネットを探すといろいろそれらしい答えがある。どれも的外れとも言い切れないが、「なるほどそれが解答か」と合点のいくものもなさそうだ。残念ながら、このエントリも解答を提示するわけではない。が、このところのミトラ教関連エントリの文脈で言及しておこう。 その名の通りのがある。ダニエル・ブアスティン著「どうして一週間は七日なのか」(参照)である。「The Discoverers(Daniel J. Boorsti)」(参照)を邦訳し、分冊しただ。合の「大発見 未知に挑んだ人間の歴史」(参照)もある。このは私が20代の頃、米国でベストセラーとなったから、私の年代の知識人は大半が読んでいる。「一週間はなぜ七日か?」という疑問も、そのあたりで収束したとも言える。同書はどう書いていたのか。 なぜ一週間は七日なのか? 古代ギ

    ushiwatat
    ushiwatat 2010/08/22
    月火水木金土日の順序、英語の曜日名の起源など。
  • 犬とメランコリア

    世界は四大元素(エレメント)で、できている。 水、風(空気)、火、そして土(地)。 安手のファンタジーにもRPGにも登場するこのアイデアは、西洋では、古代ギリシアの哲学者エンペドクレス(競馬で古代オリンピックで優勝経験あり)に遡る。 彼によれば、物質のアルケー(万物の根源)は、火、水、土、空気の四つのリゾーマタ(rizomata:根)からなり、それらを結合する「ピリア(φιλια philia:愛着)」と分離させる「ネイコス(neikos:憎)」がある。 愛と憎の原理によって、四つのリゾーマタ(四大元素)は、集合離散をくり返す。 宇宙は愛の支配と争いの支配とが継起交替する動的反復の場と理解される。 ヒポクラテスは、この抽象的な4つのリゾーマタを、生物の身体に見つけられる具体的な液体に割り当てた。 すなわち粘液…水、血液…空気、胆汁…火、黒胆汁…土。 そして、これら体液のバランスの崩れが病い

    犬とメランコリア
    ushiwatat
    ushiwatat 2010/07/20
    デューラー「メランコリア」にいる犬の絵解き。憂鬱質に当てはめられたのは豚だったが、メランコリー => 土星(サトゥルヌス) / 土 => アスクレピオス => 犬というつながりで犬が描かれたとの論。
  • http://homepage.mac.com/cparada/index.html

  • 近畿大学・文芸学部芸術学科・西堂行人の書評ブログ:『ギリシァ悲劇を読む―ソポクレス「ピロクテテス」にみる教育劇』吉田敦彦(青土社)

    →紀伊國屋書店で購入 [劇評家の作業日誌](32) 今年の演劇界は異例なほど、ギリシア悲劇を題材とした舞台が多かった。2500年前に起源を持つギリシア悲劇に、特段エポック的な何かがあったわけではないが、現状が見えにくくなってくると、演劇の原点たるギリシア悲劇が繰り返し呼び出されるのだ。足元を見つめるために根源に回帰する無意識の表われだろうか。 もっともギリシア悲劇とは何かといった原理的思考と、この風潮はあまり関係がない。新国立劇場では新しい芸術監督に就任した鵜山仁の最初の企画が「ギリシャ悲劇」を原作にした現代劇シリーズだった。3人の劇作家が3人のヒロイン――クリュタイメストラ、メディア、アンチゴネー--を元にして新作を書き下ろすというもので、現代にギリシアの古典はどれだけ再利用可能かが問われたといったところか。 こうした流れに乗ったわけでもないだろうが、ギリシア文化研究に長年研鑽されてきた

    近畿大学・文芸学部芸術学科・西堂行人の書評ブログ:『ギリシァ悲劇を読む―ソポクレス「ピロクテテス」にみる教育劇』吉田敦彦(青土社)
    ushiwatat
    ushiwatat 2007/11/30
    表題劇のプロット、ハイナー・ミュラーが改作した現代的な「ピロクテーテス」についてなど。
  • オイディプス神話の構造 - 神話に生き、幻想に死ぬ

    オイディプスとスフィンクス(スピンクス)の神話は謎をはらんでいる。それ自体が謎を主題とした神話なのに加え、「神話の意味するところ」を探る人々にとってこれほど深層意識を掘り起こしてくれそうな物語もないと思われる。 文化人類学の重鎮クロード・レヴィ=ストロースは『構造人類学』第11章において、これまでとはまったく違った「構造」という観点からスフィンクス神話、というかカドモスからアンティゴネに至るテーバイ神話群を分析して見せている。レヴィ=ストロース風に言うならばこの分析は余技のようなものだが、あまりに見事なので彼の構造主義的神話分析の代表例ともされてしまっている。 でも日語のウェブを見るとスフィンクスに興味を持つ人はいても(とくに、謎解きと自殺の理由)これを知らない人は多そうなので、ここで紹介してみることにする。詳細は読んでください。 IIIIIIIV ゼウスにさらわれた妹エウロペをカドモ

    オイディプス神話の構造 - 神話に生き、幻想に死ぬ
  • 小田実と『イーリアス』 - モジモジ君のブログ。みたいな。

    小田実さんが亡くなった。 昨年の、ちょうど今頃、小田実さんの話をナマで聴く機会があった。話は飛びまくる*1、毒吐きまくる*2、とにかく面白かった。そのときの話の中で、ホメーロスの『イーリアス』を訳している、という話があって、その完結を心待ちにしていたのだけれど(まだ、読んだことはない)、どうやら未完のまま亡くなってしまったらしく、残念だ。 なぜ、今更のように、『イーリアス』なのか。これは誰しも感じる疑問だろう*3。 その話の、すごく長い前置きでは、マーティン・バナールという人の書いた『黒いアテナ』というの話をしていた。概略、以下のような話。──ギリシャはヨーロッパの源流みたいに言われているけど、それはまずはエジプトの植民地だった。その次にヘブライの植民地だった。そういうことをギリシャ語の語彙や考古学とかナントカの知識を動員して描いていく。つまり「黒」かった。それが19世紀になってドイツ

    小田実と『イーリアス』 - モジモジ君のブログ。みたいな。
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