車椅子の女性(86歳・広島在住)の兄はインドネシアのスラバヤで戦病死した。=15日、靖国神社 写真:筆者= 70回目の終戦の日を迎えた靖国神社は、あの日と同じように強い陽ざしが照りつけ、境内を蝉しぐれが包んだ。 「俺たちの死は何だったのか?」246万柱の英霊が地底から呻き声をあげているようでならなかった。 先の戦争の反省に立つ憲法第9条が、オツムの弱い首相の解釈で勝手に変えられようとしているからだ。英霊たちは安んじて眠れたものではない。 戦争への戒めが風化する一方で、遺族の高齢化は進む。終戦時(1945年)にゼロ歳だった人でさえ70歳だ。 戦地に赴いた元兵士、兄や父を戦争で失った遺族を、靖国の境内で探し出すのは年々難しくなっている。 両手に杖を持ち家族に支えられながら参集殿に向かっているのは、元陸軍大尉という96歳の男性だ。 男性は激戦地ビルマで大勢の部下を失った。「部下への感謝と慰霊に(
私は中東のエルサレムで戦後70年を迎える。どこに目を向けても戦争や紛争が日常の風景になっている中東。ここから日本を見ると、70年間、一度も戦争をしなかった国があるなどとは信じられない。逆に平和と繁栄が当たり前の日本から見れば、中東ははるか遠い世界であろう。しかし、日本はかつてアジアの国々を侵略し、国際社会と対立した軍事国家だった。いま中東で歯止めなく武力や暴力を行使する政府軍や過激派の姿は、かつての日本の姿でもある。 Photo by 特輯満洲事変大写真帖 私は長年、中東でジャーナリストとして働き、暴力が暴力を生むという負の連鎖をいやというほど見てきた。米国が始めたイラク戦争は、その最たるものである。世界最強の軍隊が8年間の「対テロ戦争」で4400人の兵士を失った。戦争の巻き添えになったイラクの民間人の死者は公表された集計で15万人。50万人以上という推計もある。戦争はさらに血みどろの宗派
戦後70年の談話の中で、安倍晋三首相は、歴史認識について、おわびの気持ちを表明した歴代内閣の談話を引き継ぎ、「慰安婦問題」についても、直接言及せずとも、女性の尊厳や名誉が傷ついたことについて触れたことは、一定の評価ができる。 しかし談話は、これらの女性に対して「心からの謝罪」をし、政権が1993年の河野談話から距離を置く最近の言動を是正する絶好の機会だったことを考えれば、内容は不十分である。 アムネスティ・インターナショナルが求める「心からの謝罪」とは、彼女たちが被った損害を公に認めると共に、法的・道義的責任を全面的に受け入れ、同時に生存者に全面的に謝罪し、国際基準にかなった、十分かつ中身のある補償をすることである。 河野談話では、軍が関与する戦時の「慰安所」の存在を認め、政府が「歴史の真実を回避することなく、むしろこれを歴史の教訓として直視していきたい」と表明したが、全面的に責任を認め、
安倍首相の歴史修正主義を、赤川次郎と高橋源一郎が痛烈批判「国家サイズのモンスターペアレンツ」「安倍首相にとって命は数字に過ぎない」 昨晩、安倍首相が戦後70年談話を発表した。しかし、本サイトでもすでに指摘しているように、その内容は巧妙に謝罪を避け、過去の歴史から目を背け、さらには「積極的平和主義」という名の新たな戦争を肯定するものだった。 こうした歴史修正に対し、わたしたちはどのように抗えばいいのか。そのヒントとなる、ある作家ふたりの言葉がある。その作家とは、赤川次郎氏と高橋源一郎氏だ。 ふたりの対談は、以前、本サイトでも紹介した「すばる」(集英社)8月号に掲載されたもの。赤川氏は日本を代表する人気ミステリー作家であり、かたや高橋氏はポストモダン文学の旗手と呼ばれた純文学作家……なんとも意外な組み合わせだが、じつはこのふたり、不思議な縁がある。 というのも、赤川氏の父親は、満州に渡り、満州
「iCloud」は、無料で使える保存容量に制限があるのをご存知ですか? 容量を気にすることなく写真や動画を保存したいなら、「Googleフォト」が便利です! スマホを使っていると、写真や動画で端末の容量がいっぱいになってしまった経験はありませんか? だからといって、せっかく撮った写真を消してしまうのはもったいないですよね。 そこで活用したいのが「Googleフォト」というクラウドサービス。写真や動画を容量無制限で、しかもタダで使えるお得なサービスなんです! 一定画質以下なら容量は無制限 Googleフォト(Android/iPhone)をダウンロードし、アプリを起動してGoogleアカウントでログインしたら、写真や動画のバックアップの設定を行います。 ※記事ではiPhone版を使用しています 「バックアップと同期」をオンにしておけば、撮影した写真を自動でアップロードしてくれるので便利です。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く