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ブックマーク / article9.jp (4)

  • 澤藤統一郎の憲法日記 » 無責任な「中国脅威論」への説得力ある反論

    同窓の村田忠禧さん(元横浜国大教授)から、「データに基づく『中国脅威論』批判」という興味深い未発表論文をメールでいただいた。小さな文字でA4・10頁びっしりというかなり長文のもの。ごく一部を摘出して概要をご紹介したい。 安倍政権は、最後まで戦争法案の立法事実を示すことができないまま、「採決を強行」した。が、この間「安全保障環境の変化」「日を取り巻く国際環境の変化」は、再三強調された。そして最終盤に至って中国脅威論を公言するようになった。そこでは、近年の中国の国防費の伸長が語られた。村田論文は、この「国防費の伸長を根拠とする中国脅威論」に対する批判である。時宜を得た重要なものだと思う。どこかの雑誌に掲載してもらいたいと思う。 この論文の基的立場は、小見出しを拾い出して、「事実に基づく判断の必要性」「中国の軍事費の増大は異常なのか」「経済発展と並行して考察すべき」「『防衛白書 2015』の

  • 澤藤統一郎の憲法日記 » 再度の宣言ー「奴らを通すな」「奴らを落とせ」

    戦争法「成立」の痛みが身に沁みる。常々、「私の身体の組成は、タンパク質と日国憲法」などと言ってきた。その憲法が乱暴に破壊されたのだ。身に沁みて痛くもなるわけだ。しかも、最終盤は雨が続いた。雨中のデモに、すっかり風邪を引き込み、今日は近所の診療所に駆け込んだ。安倍政権の暴走の被害は、我が身に直接およんでいる。 国会の外にある民意と、議会内の議席数が明らかにネジレた事態だった。常識を弁えた政権であれば、無理を通すことはしなかっただろう。これだけ反対があるのだから、法案を出し直すか、修正案を探るか、次期に回すか。妥協の道を考えるのが当たり前。 ところが、安倍政権の考え方は、「今にして、これだけ反対があるのだから、時間を経過すればもっと反対の声が大きくなる。今強行突破するしかない」というものだった。民意に基づく政治という姿勢の片鱗ももちあわせていない。「法案が成立したあとに、国民の皆さまには丁寧

  • 澤藤統一郎の憲法日記 » 戦争法案特別委員会決議不存在署名32,101筆を受けとろうとしない鴻池議員の頑なさ

    日、「安保関連法案採決不存在の確認と法案審議の再開を求める申し入れ」(メール署名)の束を抱えて、山﨑参院議長と特別委員会鴻池委員長の各議員事務室に赴いた。その署名の内容は、9月21日の当ブログを参照されたい。 9月20日に始まったメールによる署名運動は、メディアを介することなく組織に頼ることもなく、メールからメールへ、ブログからブログへと、市民の手だけで拡散され拡がった。一応締め切り時刻として設定した日(9月25日)午前10時までの集計で、31,159筆となった。これに、同旨をプリントアウトして紙ベースでの署名を寄せていただいたものが942筆。合計32,101筆である。 わずか5日間での32,101筆とは素晴らしい数ではないか。メールの鎖で繋がるのは、市民の一人ひとりだ。一人ひとりの怒りや憂いや望みが、一つにまとまって力を得ている。メッセージ欄への丁寧な書き込みも特徴の一つ。 会期内

  • 澤藤統一郎の憲法日記 » ニューヨークタイムズに、右翼による「朝日・植村バッシング」の記事

    12月3日付のニューヨークタイムズに、右翼的潮流による「朝日・植村バッシング」に関する記事が大きく掲載された。 下記URLで閲覧が可能である。 http://www.nytimes.com/2014/12/03/world/asia/japanese-right-attacks-newspaper-on-the-left-emboldening-war-revisionists.html?_r=0 見出しは、「歴史修正主義者を勢いづかせている、日の右翼の左派新聞に対する攻撃」と訳して大きくはまちがつていないだろう。単に、植村隆・北星学園大学講師に対する卑劣な脅迫についての現象面の報道にとどまるものではなく、背後の構造をとらえての右翼的な潮流への批判となっている。匿名の右翼だけでなく、安倍晋三首相や読売新聞が名指しで批判の対象となっていることに注目しなければならない。 残念ながら、日のメ

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