トヨタの急加速事故は欠陥だらけのファームウェアが原因?――原告側調査の詳細:ビジネスニュース 企業動向(1/3 ページ) 2007年に米国オクラホマ州で、トヨタ自動車の乗用車「カムリ」が急加速したことによる死亡事故が発生した。事故をめぐる訴訟において、原告側証人として事故原因の調査を行った組み込みソフトウェアの専門家は、裁判で「カムリのエンジン制御モジュール(ECM)のファームウェアに重大な欠陥が見つかった」と報告した。 2013年10月24日、トヨタ自動車の乗用車の急加速による死亡事故をめぐる米国オクラホマ州での訴訟において、陪審団は同社に対し賠償を命じる評決を下した。なお、本訴訟は、10月25日に和解が成立している。 この事故は、2007年にオクラホマ州で、2005年モデルの「カムリ」が急加速し、運転者と同乗者の2名が死傷したというもの。運転者ら原告側は、運転者の意図しない急加速(UA
進撃の国産EMS、沖電気が描く日本型モノづくりの逆襲:モノづくり最前線レポート(37)(3/3 ページ) 何でも海外生産という発想は安易過ぎる 清水氏は「こういう工夫を行い作業効率を革新的に高めることができれば、人件費が数倍という状況であっても十分日本でコスト競争力を発揮していける。こういう工夫を行わずに中国やASEANと同じ工程で、生産していれば海外移管しかないという発想になる。地産地消という戦略があるのであれば別だが、人件費だけを考えて安いところを探し求める発想はあまりにも安易過ぎる」と指摘する。 さらに清水氏は「日本人はあまり気付いていないが、日本の生産現場は“知恵”を生かした改善を自ら生み出すことができる。これは世界でも特殊な例だ」と、日本でモノづくりを行う価値を強調する。 「私は米国や中国の生産にも携わったが、米国も中国もホワイトカラーとブルーカラーの業務は明確に区別されている。
従来のビット操作(リード、モディファイ、ライト)RAMやレジスタの1ビットだけを変更したい場合、Cortex-M3では、ビットバンドという方式で、1命令で変更できます。従来、RAMやレジスタの1ビットだけを変更したい場合、バイト単位で、リード、モディファイ、ライト処理を行わなければなりませんでした。 このリード、モディファイ、ライト処理の最中に割り込み等のイベントが発生すると処理が中断され、場合によっては、モディファイ中のデータが変化してしまうという問題がありました。そこで、従来方式では、まず最初に外部イベント(割り込み)を禁止して、変更したいビットの含まれているバイトを読み出し、変更したいビット以外をマスクして、変更したいビットだけを変更します。そして、もとの場所に戻して、最後に外部イベント(割り込み)を有効にするという、手間がかかりました。 ビットバンド方式では、この1連の作業が、1命
制御アプリケーションに使われるコントローラ(PLCなど)と現場機器の間のデータのやり取りは、従来はアナログ伝送、または単純な電圧・無電圧といった接点信号のやり取りでした。これが産業用ネットワーク、つまりデジタル伝送へ置き換えられてきました。
富士通セミコンダクターは、シリアル・インタフェース搭載のFeRAMの新製品を2つ発表した。容量が1Mビットの「MB85RS1MT」と2Mビットの「MB85RS2MT」である。
IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)は、ネットワークへ接続する組込みシステムのセキュリティ対策推進のため、IPv6等の新技術への対応策等について追記した「組込みシステムのセキュリティへの取組みガイド(2010年度改訂版)」を、2010年9月7日(火)から、IPAのウェブサイトで公開しました。本ガイドを活用することにより、情報家電を含む組込みシステムのセキュリティへ取り組むための、具体的な指針を得ることができます。 近年、インターネット接続機能を持つデジタルテレビ等の情報家電の普及が進んでいます。ネットワークにつながる組込みシステムは、PCと同じくネットワークを介した脅威にさらされる恐れがあります。IPv6(*1)やNGN(*2)等の新しいネットワーク環境が整備されつつある中で、ネットワークに接続される組込みシステムのセキュリティを確保するための対応策普及のため、「組込
「KURATAS(クラタス)」の開発者の1人である吉崎航氏。彼が手掛ける人型ロボットのための演技指導ソフトウェア「V-Sido(ブシドー)」とは、一体どんなものなのか? “転倒しないロボット”を実現するための仕組みとは? その魅力に迫る。また、クラタスをあんな角度やこんな角度から撮影した多数のフォトにも注目してほしい! 「KURATAS(クラタス)」とは――。鉄鋼アーティストの倉田光吾郎氏とロボット操作用ソフトウェア「V-Sido(ブシドー)」の開発者である吉崎航氏が製作した搭乗型巨大ロボットだ。 昨年、ワンダーフェスティバル 2012[夏]や日本科学未来館でその雄姿が披露され、多くのメディアに取り上げられたことは記憶に新しい(関連記事)。 シビれる造形美! クラタスを前に誰もが息をのむ クラタスは、高さ約4mの全身鉄製の巨大ロボット。動力はディーゼルエンジンによる油圧駆動で、ボディ部分に
100円で小型組み込み無線モジュールを売る、その狙いを明かします:ガイアホールディングス 代表取締役 郡山 龍氏(1/3 ページ) 組み込みソフトウェアを手掛けるアプリックスが今、新たな事業として小型無線モジュールに注力している。各種機器に容易に組み込むことができ、簡単にM2M通信を実現できるモジュールだ。200円と安価で、近い将来に100円を切ることを目指す。業界では「そんなに安いのはおかしい」という声も上がっているという。そのからくりや狙いは何か。親会社であるガイアホールディングスの代表取締役で、モジュール事業を主導する郡山 龍氏に聞いた。 EE Times Japan(EETJ) アプリックスは旧来、携帯電話機やデジタル家電などに向けた組み込みソフトウェアの開発を主力事業として手掛けてきました。なぜ、M2M( Machine to Machine)通信向け無線モジュールというハードウ
自社のパーソナルコンピュータ「Macintosh」にPowerPCプロセッサを採用していた米Apple Computer(現Apple)は、2005年の開発者向けのイベントにおいて、CPUをPowerPCからIntelのx86系へと順次切り替えることを発表し、その後次々と製品を市場に投入した。現在、PowerPC系プロセッサは任天堂の「Wii」、ソニーの「プレイステーション3」(以下、PS3)、Microsoftの「Xbox 360」などの家庭用ゲーム機に採用されている。 今回は、PowerPCを取り上げる。優れたアーキテクチャを持っているが、そのビジネスモデルや標準化の動きには幾つか問題点があるといえる。 PowerPCの起源「IBM 801」プロセッサ PowerPCは、米IBMと米Motorola(※)、Apple Computerの共同開発によって1991年に誕生した。その大本はI
ホーム < ゲームつくろー! < Lua組み込み編 Lua組み込み編 昨今のゲーム製作では「スクリプト」がすっかりお馴染みとなりました。スクリプト導入の理由は単純で、プログラムを再コンパイルする事無しにゲームを組み立てたりバランスを調整したいからです。新しいステージやキャラクタを、既存のプログラムを一切変更せずに追加できれば、それはもうとてつもない自由度とスピードを持った製作環境を得たことになります。また、ゲームを配布した後の有力なコンテンツ追加方法を得た事にもなります。昨今の超ボリュームなゲームが短期間で作れるようになったのは、スクリプトの力が認められて多くのゲーム制作に採用されたためでもあります。 スクリプトは自作ももちろん出来ますが、昨今はいわゆる「スクリプト言語」と言う専門の言語も多数登場しています。その中でC言語とのやり取りが簡単で高速に動くLuaは、ゲーム用スクリプトとして非常
今回も引き続き、今をときめくARMプロセッサーの最新事情を解説する。前回はスマートフォンやタブレットに使われる「Cortex-A」コアについて説明したので、今回は「Cortex-R」コアと「Cortex-M」コアについての説明しよう。まずはMCU向けとなるCortex-Mからだ。 MPUとMCUの違いとは? 少々長い前置きになるが、まずは「そもそもMCUとは何ぞや?」という話から始めたい。MCU(Micro Controller Unit)とMPU(Micro Processor Unit)の決定的な違いは何かと論じる場合、少なくとも「CPUコアそのもののが決定的に違う」という話には、あまりならない。例えば、CPU黒歴史でとりあげた「Am29000」は、MPUとMCUが基本的に同じコアから派生している。 では何が違うのかと言えば、CPUの周囲である。MPUの場合、コアにはキャッシュとメモリ
実際に、要求仕様から状態遷移表を作成するプロセスを紹介する。モデリングを行いながら、要求仕様書で定義されていない曖昧な部分を検討し、明確化。上流工程の段階でモデルを洗練しておくことで、無駄のない最適なソースコードを作成できる。 はじめに 組み込みソフトウェアが抱える一番の課題は「設計品質の向上」です。本連載の主役「状態遷移表」であれば、“イベント”と“状態”の全ての組み合わせを捉えることができるため、「モレ」「ヌケ」のない品質の良い設計が可能です。そして、不具合発生による手戻りコストの削減や開発効率の向上にも役立ちます。 こうした理由から、組み込みソフトウェア開発の世界では、長年、状態遷移系モデルで設計が行われています。 さて、前回は“なぜ状態遷移表を使うと、品質の良い開発ができるのか”を紹介しました。今回は「状態遷移表を使用した要求分析モデル」をテーマに、具体的に要求仕様から状態遷移表を
ARMアーキテクチャを採用したプロセッサが多数、製品化されている。組み込み機器を設計する場合、どのプロセッサを選べばよいのだろうか。一般には、性能条件を満たした上で、必要な周辺機能を備えたSoCを選択すべきだとされているが、必要な仕様は組み込み機器によって千差万別だ。小型ARMサーバを製品化したぷらっとホームの事例「OpenBlocks」を紹介する。 メモリ空間を40ビット(1Tバイト)に拡張したARMコア「Cortex-A15」を採用したプロセッサが数カ月以内に入手可能になる*1)。Cortex-A15は最大8コア構成が可能だ。まずはデータセンターに設置する比較的大規模なサーバから立ち上がりそうだ。 *1) 韓国Samsung Electronicsは2011年12月に、2コア構成のCortex-A15採用プロセッサ「Exynos 5250」のサンプル出荷を開始し、2012年第2四半期に
Joel Spolsky ジョエル・スポルスキ 翻訳: Yasushi Aoki 青木靖 2002/5/6 ある重要なことがプログラミングやソフトウェア開発についての文献でほとんど語られず、そのため私たちは互いに誤解する結果となっている。 あなたはソフトウェア開発者だ。私もそうだ。しかし私たちの目的や要求は異なっているかもしれない。実際、ソフトウェア開発にはいくつかの異なる世界があり、異なった世界ではルールも異なっている。 あなたがUMLモデリングの本を読んでも、それがデバイスドライバのプログラムを作るのには役立たないということはどこにも書かれていない。あるいは「(.NETに必要な)20MBのランタイムは問題ではない」というアーティクルを読んでも、それは当たり前のことに触れていない:あなたがROMが32KBの携帯電話のためのコードを書いているなら、それは十分に問題だ! ソフトウェア開発には
USBスピーカからFM再生するためのコードを追加して動くようになったので、そろそろ記事を書こうかと思っていたところ、問題が発生してしまいました。 どういうわけかシリアルポートが突然動かなくなってしまったのです。LPC2388基板をPCにつないでも、USBシリアルポートを認識してくれません。USB経由での電源供給はちゃんとできており、LEDが点滅してくれるのでどうやらご本尊のLPC2388は生きているようです。シリアルUSB変換を担当しているCP2102がお亡くなりになったのかもしれません。ちょっと基板を眺めただけでは、接触不良個所があるようにも見えません。 JTAGアクセスも問題無くできたので、ブート後自動的にSDカードのMP3を再生開始するようにソフトを組んでみたところ、ちゃんと動いてくれました。SDもUSBホストもちゃんと動作しているので、やはり問題があるのはシリアルポートだけの可能性
なぜ状態遷移表を使うと、品質の良い開発ができるのか:状態遷移表による設計手法(2)(1/2 ページ) はじめに 組み込みソフトウェアが抱える一番の課題は「設計品質の向上」です。そして、この設計品質の向上にはモデルベース設計が有効であり、数あるモデルの中でも“状態遷移系モデル”が最も多く使われています。このあたりの詳細については、前回お伝えした通りです。 本連載の主役である「状態遷移表」は、“イベント“と“状態”を全て網羅的に表現できるため、設計の「モレ」「ヌケ」の発見・防止に大きな効果があり、設計品質の向上が期待できます。 第2回では「なぜ状態遷移表を使うと、品質の良い開発ができるのか」をテーマに、その詳細を説明していきます。 なお、本連載では以下の6つのテーマを順番にお届けしていきます。 (前回):状態遷移表設計手法の概要 なぜ状態遷移表を使うと、品質の良い開発ができるのか 状態遷移表を
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