大阪市立桜宮(さくらのみや)高校(大阪市都島区)のバスケットボール部主将の2年男子生徒(17)が顧問の男性教諭(47)の体罰を受けた翌日に自殺した問題で、生徒が顧問に宛てて「殴られるのがつらい」と手紙を書いたものの、友人から「こんなことをはっきり書いたらまた怒られる」と忠告され、顧問に渡すのを思いとどまっていたことがわかった。 市教委によると、男子生徒は自殺の5日前の昨年12月18日、練習試合の合間に顧問の教諭から平手でたたかれる体罰を受けた。この前後から、母親は「様子がいつもと違う」と異変を感じ始めた。 「顧問の求める主将になれない」。そう悩んでいた男子生徒は翌19日ごろ、自分の気持ちを顧問に伝えようと手紙を書くことにした。「顧問の前では緊張して、頭が真っ白になる」と家族に打ち明けたところ、手紙を書くよう助言されたためだ。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要