史上最年少のプロ棋士となることが決まり、笑顔を見せる仲邑菫さん=東京都千代田区で2019年1月5日午後2時38分、小川昌宏撮影 囲碁の日本棋院は5日、小学4年生の仲邑菫(なかむら・すみれ)さん(9)=大阪市此花区=を、プロ棋士として採用すると発表した。世界で戦うため、才能ある若者を早くから鍛えようと今回新設した制度「英才特別採用」の第1号。4月1日付で、10歳0カ月でのプロ入りは藤沢里菜女流本因坊(20)の11歳6カ月を超…
囲碁の第35期碁聖戦五番勝負の第5局が27日、東京・日本棋院会館で行われ、275手で挑戦者の坂井秀至七段(37)が張栩碁聖(30)に白番2目半勝ちし、3勝2敗で奪取した。 坂井は医師の資格を持ち、28歳でプロ入りした異色の棋士。7大タイトル初挑戦で4冠保持者の張を接戦の末に破り、待望のタイトルを手に入れた。終局後「無我夢中で打った。今は何も考えられないが、うれしい」と語った。一方、張は5連覇を果たせず、棋聖、十段、王座の3冠に後退した。 坂井は兵庫県三田市出身。子供のころから囲碁のアマ強豪として知られ、小・中・高校生の各全国大会でいずれも優勝した。京都大学医学部へ進学し、在学中の96年にアマ本因坊、00年にはアマ世界一となった。 01年、医師国家試験に合格したが、囲碁の道に進むことを選んだ。同年、関西棋院のプロ編入試験を受け、飛付五段でプロ入り。実利を重視する棋風で、名人戦リーグに連
名人就位披露祝賀会で民主党・小沢一郎幹事長(左)にあいさつする井山裕太名人=20日午後、大阪市北区、日吉健吾撮影 民主党の小沢一郎幹事長が20日、大阪市内のホテルで開かれた囲碁の井山裕太九段の名人就位披露祝賀パーティーに出席した。 小沢氏は先月10日、東京都内の日本棋院で井山氏と対局したが、当時は資金管理団体の土地取引事件をめぐり、小沢氏が東京地検特捜部の事情聴取に応じるかどうかで周囲は騒然とした雰囲気だった。 不起訴処分となったこともあり、この日の小沢氏は終始ご機嫌。名人とのミニ対局こそ「いや、いや」と照れ笑いを浮かべながら固辞したが、出席者から記念撮影を求められると自らピースサイン。サービス満点だった。
張栩名人(右)を破って最年少で名人位を獲得し、感想戦で対局を振り返る井山裕太新名人=15日午後、静岡県熱海市、林敏行撮影対局する小学生時代の井山裕太新名人=日本棋院提供98年に放送されたテレビの囲碁番組で、“小学生日本一”としてプロと対局する井山裕太八段。8歳だった。左奥は祖父の鐵文さん=日本棋院提供 20歳の名人が囲碁界に誕生した。「現代最強の棋士」とも言われる張栩(ちょう・う)名人(29)を第34期名人戦七番勝負で15日に倒し、史上最年少で名人位を手にした井山裕太八段。小学校時代にプロ入りが決まり、10代後半で数々の記録を塗り替えてきたネット世代の旗手が、最速で碁界の頂点に駆け上った。 初の平成生まれの名人。そのルーツは、ごく普通の家庭だった。大阪府東大阪市の自宅。会社員の父・裕(ゆたか)さん(47)が囲碁を覚えようとテレビゲームの囲碁ソフトで遊んでいたとき、5歳の井山少年が興味を
囲碁の第34期名人戦七番勝負第5局が14日から静岡県熱海市の「あたみ石亭」で行われ、15日午後4時48分、176手までで白番の井山裕太八段(20)が張栩名人(29)=十段・天元・王座・碁聖=に中押し勝ち、対戦成績を4勝1敗として名人位を奪取、史上最年少のタイトル保持者となった。 20歳4カ月での7大タイトル獲得は、昭和51年に趙治勳25世本因坊(当時七段)が第24期王座を獲得したときよりも1カ月早い。規定によって井山新名人は九段に昇格し、これも張栩4冠の23歳5カ月を3年あまり抜くスピード出世となる。 一方、今春の十段位獲得で史上初の5冠になった張栩は、平成18年に王座戦で敗れて以来の失冠。持ち時間8時間のうち残りは張栩が1時間28分、井山は17分。
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