MSとグーグルのシェア比較 【ニューヨーク=丸石伸一】IT覇権をめぐるマイクロソフト(MS)とグーグルの争いが、激しさを増している。グーグルがパソコン用基本ソフト(OS)への参入を発表し、主戦場はMSの「本丸」に移った。迎え撃つMSは、グーグルの牙城(がじょう)・ネット広告に攻勢をかける構えだ。 ■MSは「7」性能に自信、グーグル「クローム」は無償 「これまでも無償OSと戦ってきたが、ウィンドウズ7こそが最高のOSだ」 MSのクリス・リデル最高財務責任者(CFO)は23日の09年4〜6月期決算の電話説明会で、グーグルのパソコン用OSについて聞かれて、こう明言した。「無料・公開」を売り物にするグーグルの新OSへの対抗意識と、OS市場を圧倒支配してきた「巨人」の自負がにじんだ。 MSは今年10月、パソコン用OS「ウィンドウズ・ビスタ」の後継として「ウィンドウズ7」を発売する予定。処理