昨日のブログで、バブル期に使われた指標として Qレシオ という指標があることを話題にしました。この指標、株式の教科書には全くといっていいほど書いていません。理由は土地神話のあったバブルの時代の幻想的な指標として捉えられ、バブル崩壊後全く意味のないものになってしまったからです。 Qレシオとは、 Qレシオ= 株価/1株当たり時価評価資産(純資産+含み資産) で求められます。従ってPBRと同じく、Qレシオが1を下回っており、赤字でなければ割安と判断できます。 ところで、9043 阪神電鉄 の株式取得を村上ファンドが進めている理由は、阪神電鉄がもっている含み資産に注目しているという向きがあります。そこで、阪神電鉄の含み資産について少し考えたいと思います。 阪神電鉄の連結のバランスシート をみてみたいと思います。 この中で、固定資産の中に「土地」という項目があります。この資産額は785億です。ところ
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