●たった5チップで構成されたゲームキューブ ゲームキューブの基板には、5つのチップしかない。中央にあるのがグラフィックス機能などを含むシステムLSI「Flipper(フリッパ)」。その下にあるのがCPU「Gekko(ゲッコ)」、上の3つのチップは右の2つが「Splash(スプラッシュ)」と呼ばれる1T-SRAMでメインメモリ、左のチップが補助メモリのSDRAMだ。メモリは1T-SRAMがそれぞれ96Mbitでx32構成。2チップで64ビット幅インターフェイスの24MBとなる。SDRAMはX8の128Mbit品なので16MBとなる。チップは、これで全てだ。 ゲームキューブのチップ数が少ないのは、Flipperにほとんどの機能を集約してしまっているからだ。PC的な表現をするなら、グラフィックスチップ、ノースブリッジ、サウスブリッジ、オーディオDSP、さらにビデオメモリまでがワンチップに納められ