佐野元春の、手法についての考え方 中学生のころに雑誌で読んだ佐野元春へのインタビュー記事にこんなのがありました。時期はたしか「No Damage」のころ。自らの音楽についてこんなことを言ってました。 「いま街にあふれているポップミュージックをつくる上でのあらゆる手法は、ほぼすべて60年代までに出揃ってしまっている。いま僕らは、それらの中からなにを選んで、なにを切り捨てるのか。そんなことをしているに過ぎない。」 例によってうろ覚えで、だいたいこんなことを言ってたなーて感じです。ちょっとクール気味にアレンジしてる可能性あり。 そんないいかげんなこと言いながら、その言葉にガツンとやられたのは事実で、なんてカッコいいんだこのひとは、ということでその後どんどん佐野元春にはまり込んでいきました。 僕がそのころ好きだったミュージシャンの中にはそんなこという人はいなかったし、そのあともいなかったかもしれな