これを見ると、教育費は進む道次第で大幅に変わってくることがよくわかると思います。幼稚園から大学まで国公立の学校に行くのと、ずっと私立の学校に行くのとでは、私立コースのほうが3倍くらいお金がかかるのです。 グラフの金額には、学校外の教育費、つまり塾や習い事代なども含まれています。こうしたお金を一切かけず、ずっと公立に通うとしたら、ざっくりいって500万円もあればまかなえるでしょう。 そう考えると、学校外の教育費にお金をかけている家庭がいかに多いかがわかりますね。グラフにあるように、ずっと公立で行くと、平均的な教育費の総額は746.3万円。学校に支払うお金が500万円程度と考えると、200万円以上のお金が塾や習い事代に費やされていることになるのですから。 さらにいうなら、今は大学生のおよそ2人に1人が、何らかの奨学金を利用している時代です。仮に、子どもが国公立大学に進学することとなり、学費を全