原発受注めぐり日仏PR合戦 仏主導、国際会議が開幕2010年3月9日13時38分 印刷 ソーシャルブックマーク 【パリ=佐々木英輔】フランス政府が呼びかけ、62カ国の代表らが参加する原子力利用の国際会議が8日、パリで開幕した。地球温暖化やエネルギー需要増から世界的に原発需要が高まる中、日本にとってフランスは受注競争に臨む強力なライバルだ。会議ではサルコジ大統領自ら、原発導入をめざす国への積極的な支援を表明。日本は技術の信頼性をアピールした。 「フランスは原子力とともに歩んできた。導入を目指す、すべての国に対して協力する義務がある」。サルコジ氏は会議で、国内電力の8割を原発でまかなう「原子力大国」としての実績を強調した。 さらに、核不拡散の国際ルールに反する国には協力しない姿勢も明確にした。4月にあるオバマ米大統領主導の核保安サミット、5月の核不拡散条約(NPT)再検討会議を前に、平和利用分