◇菅政権、同盟頼み 日米安全保障条約の改定から50年。日米同盟を外交・安保政策の基軸に据えてきた日本は、東アジアの安全保障環境の大きな変化に直面している。中国は、領有権問題で近隣国への攻勢を強める。一方、米国は対中政策で強硬姿勢にかじを切り、尖閣諸島沖の漁船衝突事件を機に、アジアの安全保障秩序の形成により深く関与する構えを見せ始めた。米中がアジアの主導権を争う中、日本外交は行く先を見定められずにいる。【「安保」取材班】 ◇対米、試された危機対応力 「中国は『力』のみを信じる国だ。今回の尖閣危機で日本の対応をテストしたのだ」 菅直人首相が日中関係の立て直しに躍起だった10月下旬、米議会の政策諮問機関「米中経済安保調査委員会」のラリー・ウォーツェル氏は毎日新聞の取材に中国側の見方をそう分析した。駐在武官として北京の米国大使館に勤務した中国通だ。 尖閣事件で逮捕された中国人船長の釈放決定前の9月
客席の平均年齢がいつもになく高い日であった。となりから「○○ちゃん、若いわねぇ」とご婦人の話し声「私が中学生だったころに生まれたのよねぇ。あら!そう!今年喜寿なの」この二人組が今日の中央値だと思われるのだから、若輩ものは小さくなって見ていた。おかげで拍手もまばらである。長い間歌舞伎を見てきた人たちでろう。役者の台詞や浄瑠璃の出だしを拍手で消したりはしない。しかし、声はきっちりかかっていた。 昼の部は「河内山」と「直侍」の通し狂言である。当方の寝不足が災いしたのか幸四郎の「河内山」はどことなく退屈であった。「湯島天神境内」も「上州屋見世先」も「松江艇書院」も「玄関先」も物語は淡々と進み、ときおり幸四郎の芝居がかった名台詞は挟まるという印象だ。芝居なのだから「芝居がかっている」のは当たり前なのだが、どこかとってつけたような印象であり、いっぽうで、さあこれから名台詞という構えも取れないまま、芝居
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